「“ 自己責任の時代 ” と呼ばれ、個人も自立しなければならない。」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、鐘紡にてキャリアを積み、退社後は外資系企業の代表を務めるかたわら、キャリアコンサルタントとしても活躍する藤井義彦さんが書いた、こちらの書籍です。
藤井義彦『自分を高めるキャリアメーキング講座-入社3年目までに勝負がつく!』(PHP研究所)
この本は、「自己責任の時代」に、いかに個人として自立し、厳しい「競争社会」を生き抜くか、について書かれています。
そして、この本によって得られた知識を、すぐに実行する「知行合一」を説いています。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.いまこそキャリア教育が必要だ!
2.あなたのキャリアメーキングの出発点とは?
3.キャリアメーキングに関する「基本のき」
4.入社1~2年で実践するキャリアメーキング
5.入社3~5年目に何を身につけるべきか
6.あなたは求められる人材像なのか
7.ストレス時代はメンタルクリニックが大切
8.実例から学ぶキャリアメーキング
本書の冒頭で著者は、「エネルギッシュな中国の若者」に対して、「盆栽化した日本の若者」に警鐘を鳴らしています。
著者の藤井さんは、中国の北京大学ビジネススクールで、「新キャリア時代」と題する講義を行った際、150人の教室が満席で溢れた、と言います。
それくらい、「自分の人生をいかに生きるか」というテーマが、彼らにとって大きな課題、ということです。
そこで著者が感じたことは、日本でも「キャリア教育の必要性」を訴えなければならない、ということでした。
本書で強調しているのは、変化に対応してキャリアを作っていかねばならない、ということです。例えば、国が変わり、企業が変わり、社会の価値観が変わっていきます。
そうした中で、著者が提唱しているのが、GS(=Goal-Success)理論と呼ばれるものです。
つまり、キャリアメーキングの目的を明確にして、「ゴール」を設定します。それも、「ゴール」つまり、めざす地点を明確にイメージすることが大切です。
次に、自分は何者であるか、という「アイデンティティ」を確立し、自己評価をすることが重要です。
さらに、組織の中の自分を分析し、バリューについて把握・認識します。その過程で、臨機応変であることが大切だ、と著者は言います。
本書の中盤では、入社1~2年目におけるキャリアメーキングと、入社3~5年目に見に付けるべきものを紹介しています。
そして、求められる人材像や、ストレス、キャリアメーキングの実例などが紹介されていて、参考になります。
あなたも本書を読んで、キャリアメーキングや人生について、考える機会を持ちませんか。
速読法・多読法が身につくレポート 『年間300冊読むビジネス力アップ読書法「17の秘訣」』 を無料で差し上げます。ご請求はこちらをクリックしてください!
https://jun-ohsugi.com/muryou-report
では、今日もハッピーな1日を