「インデックス投資とは、投資のど素人がインデックスファンドを持っているだけなのに、プロの投資家に勝てる可能性が高いというウソのような投資法です。」と述べている本です。
本日紹介するのは、1984年、普通にサラリーマンになり、39歳の時、ネット証券で株式投資を始め、同時期に投資信託の積立を開始、2015年に退職勧奨を契機に投資で築いた運用資産と優遇退職金で早期退職を決断、完全にリタイアし、現在は、インデックスファンドがメインの個人投資家で、投資ブログ「Night Walker’s Investment Blog」を運営している NightWalker（ないとうぉーかー）さんが書いた、こちらの書籍です。
NightWalker（ないとうぉーかー）『新NISA対応！ ラクにお金を増やせる最強のインデックス投資』（ぱる出版）
この本は、むずかしい理論ではなく、普通のサラリーマンだった著者の長期投資の経験から得た、インデックス投資の「始め方」「続け方」から「終わらせ方」まで、実践的ノウハウを詰め込んだ書です。
本書は以下の７部構成から成っています。
１．長期投資に出遅れなし。始めるときは、常に今
２．超カンタン インデックス投資の始め⽅
３．インデックス投資実践編
４．ド素人でもお金が育つ運用のツボ
５．暴落を利益に変える シンプルなリスク管理法
６．早期リタイアするとき、チェックしたこと
７．世界一カンタン ゆるトク出口戦略
この本の冒頭で著者は、「2024年から非課税投資制度である『ＮＩＳＡ』が、大幅に拡充されます。」「今まさに、国を挙げてインデックス投資を中心とした長期投資を支援しようとしているのです。」と述べています。
本書の前半では、「長期投資に出遅れなし。始めるときは、常に今」および「超カンタン インデックス投資の始め⽅」ついて、以下のポイントを説明しています。
◆ インデックスファンドを買ってプラスサムゲームに参加しよう！
◆「つみたて投資」なら黙っていても「買い場」に出会う
◆ 長期投資に向いているファンドは、①遠い未来も商品が存続、②分散投資をしている、③低コストな商品
◆ 証券会社を選ぶポイントは、経営のスピード感、ポイント経済、クレカ積立
◆ 全世界株式を１本で買い、世界市場ポートフォリオに
この本の中盤では、「インデックス投資実践編」および「ド素人でもお金が育つ運用のツボ」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ つみたて投資枠の対象ファンドから選ぶ
◆ 保有コストで選ぶ
◆ ファンドの純資産総額の推移をみる
◆ 運用実績を見る
◆ 新ＮＩＳＡは非課税保有期間が無期限化
◆ 年間投資枠も最大360万円に拡大
◆ 生涯投資枠は再利用可能
◆ 成長投資枠も買う商品は一緒でいい
◆ 生涯投資枠1800万円はできるだけ早く埋めるのが原則
本書の後半では、「暴落を利益に変える シンプルなリスク管理法」「早期リタイアするとき、チェックしたこと」および「世界一カンタン ゆるトク出口戦略」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ インデックス投資は時間をかけないことで好循環が生まれる
◆ 本業に集中できる
◆ 株式は勝手に成長する
◆ 複利の力を利用する
◆ １～３年でリバランス、５～１０年でリアロケーションを実施
◆ 分散投資、つみたて投資、少額投資
◆ キャッシュポジションを持つ
◆ 配当金があることを思い出す
◆ ゴールはずっと先ということを思い出す
◆ お金の話ができる仲間を持つ
◆ お金だけではなく、やりたいことを見つけておくことが資産形成
◆ 出口戦略は出口が近くなったら考える
◆ リバランスは資産活用期でも必須
◆ 資産活用期は「定率」で取り崩すのが基本
◆「定口」で取り崩してリスク資産比率を徐々に下げる
この本の締めくくりとして著者は、「たかがお金を増やす程度のことに労力を掛けるべきではない。」「中ぐらいの勝利で満足する者は常に勝者で在り続けるだろう」（By マキャベリ）と述べています。
あなたも本書を読んで、プロ投資家に勝てる可能性が高い「インデックス投資」を学び、ラクにお金を増やしていきませんか。
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では、今日もハッピーな１日を！【3284目】
