92歳の現在も現役で研究・執筆活動を続けている作家が書いた、生き生き後半生のための知的生活習慣を提唱している本があります。
本日紹介するのは、お茶の水女子大名誉教授で、文学博士の外山滋比古さんが書いた、こちらの新刊文庫です。
外山滋比古『「長生き」に負けない生き方』(講談社+α文庫)
本書は、2011年11月に刊行された『「いつ死んでもいい」老い方』(講談社)を改題、一部加筆のうえ、文庫化したものです。
またこの本は、201万部を超えるベストセラーとなった『思考の整理学』(ちくま文庫)の生涯現役バージョンとも言える書で、寝たきりやボケなどの「悪玉の長生き」にならないような知恵を授けてくれます。
この本では、「いまは、へたに長生きしてはコトである、と感じる人が増えている。」と指摘し、自己責任で、人生の後半を、花も実もあるものにするのが、賢い人間である、と説いています。
本書では、「長生き」に負けない生き方をするための知恵やヒントを、33項目のエッセイとして、まとめています。主な項目は以下の通りです。
◆ 定年後のために40代で準備すること
◆ 脳を活性化するおしゃべり会の条件
◆ 正しいぜいたくの仕方
◆ 自分のことは自分でする
◆ 人生を決する集中力を下げない秘訣
◆ うらやましい最期だった友の生き方
本書を読むと、著者の生活や心構えと、若くして亡くなった著者の知人、友人のそれとを比較して、身体の丈夫さを過信したり、極度のストレスを溜めてホッと気が抜けた時が危ない、などの留意すべき状況がよく分かります。
また、歩くことに加え、「手の散歩」として、料理をしたり、編み物をしたりといった家事全般がいかに脳や健康にいいか、が分かります。
通常の「足の散歩」に加えて、「手の散歩」を習慣にすることは、元気に知的生活を続け、長生きする秘訣なのでしょう。
あなたも本書を読んで、「長生き」に負けない生き方を探究してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を