「行動こそが、人生を変える力を持つ。行動は続けてこそ、“ 行動力 ” になります。そして、行動力のある人とない人の差は、“ 習慣 ” にあります。」と伝えてくれる本があります。
本日紹介するのは、集英社を経て独立し、組織に属さないフリーランスとして、著書の出版、雑誌やウェブでの連載、海外取材、大学講師、商品企画、講演、広告やイベントへの出演など、幅広く活動する安藤美冬さんが書いた、こちらの書籍です。
安藤美冬『やる気はあっても長続きしない人の「行動力」の育て方 自分を変える「7+1の習慣」』(SBクリエイティブ)
この本は、数百倍の競争力を勝ち抜いて大手出版社の集英社に新卒入社した著者が、人間関係につまずき、ストレスと不安で社会人3年目には「抑うつ症」と診断されて会社を休職になる経験をした時に、たまたま書店で見つけた1冊の本から、人生を立て直した奇跡を記した書です。
その本とは、私も座右の銘としている書籍で、『七つの習慣』(スティーヴン・R・コヴィー著・キンブベアー出版)という名著です。副題に「成功には原則があった!」とある通り、過去200年にわたる古今東西の成功者を調査して、彼らに共通する成功の秘訣を「七つの習慣」にまとめたものです。
著者は、この名著を読んでから10年で、人生を大きく変え、30歳で独立を果たして、日本と海外を行き来しながら、自分で理想とする働き方を実現しています。
本書は、この『七つの習慣』をどのように実践してきたかを、中心に、前後に解説と、プラス1の習慣を加えた、以下の9部構成から成っています。
1.私が「最低な社会人」だった頃の「7つのマイナス習慣」
2.第1の習慣: すべては自分から始まる
3.第2の習慣: 人生のゴール地点を決める
4.第3の習慣: 「マイルール」で選択と集中をする
5.第4の習慣: つながりをプラスの「かけ算」にする
6.第5の習慣: 目の前の人の「伴走者」になる
7.第6の習慣: 異なるものこそ力になる
8.第7の習慣: 昨日より今日の自分を刷新する
9. プラス1の習慣: 最大限に自分を生きる
この本の冒頭で著者は、まず出発点として、自分が次のような「マイナス習慣」を持っていたことを紹介しています。
◆ 人や環境のせいにする
◆ 現実から目をそらす
◆ 焦りや不安から行動する
◆ 他人の成功から学べない
◆ 考え過ぎて動けない
◆ 当たり障りなく振る舞う
◆ 周囲に翻弄される
これらは、多くの人が一度は感じたことのある感覚、習慣ではないかと思います。私自身もドキリとするような思い当たる行動があります。
こうしたことを踏まえて、著者の安藤さんは、「すべて自分が原因だった」と気づき、そこから名著『七つの習慣』(キングベアー出版)で提唱している、次の習慣を実践するようになりました。
1.第1の習慣: 主体的である
2.第2の習慣: 終わりを思い描くことから始める
3.第3の習慣: 最優先事項を優先する
4.第4の習慣: Win-Win を考える
5.第5の習慣: まず理解に徹し、そして理解される
6.第6の習慣: シナジーを創り出す
7.第7の習慣: 歯を研ぐ
さらにコヴィー博士が後に提唱した、第8の習慣として、「自分のボイス(内面の声)を発見し、自分以外のボイスを発見できるように奮起させる」ことを記しています。
著者の安藤美冬さんの本では、自身がどのように『七つの習慣』で提唱している習慣を実践してきたか、という経験が具体的に紹介されています。
ここでは詳細は書きませんので、興味ある方はぜひ本書を手に取ってお読みください。以下に、私が共感し、感銘を受けたポイントを記しておきます。
◆ 1日5分、感情を日記に吐き出そう
◆ 3年サイクルで人生計画を立てる
◆ 羅針盤(行動指針)があれば、迷いはなくなる
◆ 情熱を失いそうな時は、旅に出よう
◆ 「3年後の自分」から見ていらないものは捨てていいもの
◆ インプットとアウトプットのバランスを取る
◆ 「思い通り」を手放して、見える景色を楽しもう
◆ 共感した相手を応援してみよう、そこからポジティブの波が広がる
◆ 心が動けば、人は動く
◆ 「共感」をコミュニケーションの核にする
◆ 自分とタイプの違う人に相談する
◆ 居心地の悪い場所でこそ、自分を変えられる
◆ 誰もが実績ゼロからのスタート、70点の自分にOKを出して今すぐはじめよう
◆ 自分磨きは、継続とバランスが大切
◆ 「心の声」に従い、自分の使命にを見つけよう
あなたも本書を読んで、「七つの習慣」プラス1を実践し、「人生最高の景色」を見に行きませんか。
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では、今日もハッピーな1日を