書評ブログ

『国民の違和感は9割正しい』

「2020年以降、日本でも政府やマスコミの言うことやることに、何やらモヤモヤした違和感を覚える人が、急激に増えてきました。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、ニューヨーク市立大学国際関係論学科卒、ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号国連、米野村證券などを経て、現在は国際ジャーナリスト堤未果さんが書いた、こちらの書籍です。

 

堤未果『国民の違和感は9割正しい』(PHP新書)

 

この本は、SNS企業と政府が情報を囲い込み、異なる意見は封じられ、全体主義の空気がじわじわ迫る中、国際ジャーナリストが、「お金・人事・歴史」の3つから違和感の正体と身を守る秘策を明かしている書です。

 

 

本書は以下の5部構成から成っています。

 

1.災害の違和感〜立ち止まれますか?

2.「戦争と平和」の違和感〜お金は噓をつかない

3.〈いのちは大切〉の違和感〜虫の声が聞こえますか?

4.〈真実とウソ〉の違和感〜先入観を外せますか?

5.〈民は愚かで弱い〉の違和感〜未来は選べる

 

この本の冒頭で著者は、「言葉で説明できなくても、周囲から浮きそうで口に出せずとも、違和感は、私たちが太古から持つ動物的本能で察知する、危険を知らせるアラームです。」と述べています。

 

 

本書の前半では、「災害の違和感〜立ち止まれますか?ついて、以下のポイントを説明しています。

 

◆ 国民への情報公開が前より悪くなっている

◆ 原発事故が起きたら逃げ場がない

◆ 危険の山と化した太陽光パネル

◆ 世界一の水道技術と水道管ボロボロの違和感

◆ 防衛費増額のためにNTT通信インフラを売る

 

 

この本の中盤では、「戦争と平和の違和感〜お金は噓をつかないおよび「〈いのちは大切〉の違和感〜虫の声が聞こえますか?」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

 

◆ イスラエルのガザ攻撃は、ガザマリン油田にある天然ガスを巡る利権争い

◆ パレスチナで起きていることは世界で起きている、完璧に管理するスマートシティ復興

◆ 勝者はイスラエルの武器産業

◆「ソーセージと法律は、作っているところを見せてはいけない」

◆ 中国にサイバー攻撃をされても通信インフラを売るのか

 

◆ ゲノム編集魚で勝負をかける経団連

◆ 日本を降伏させるには、海上封鎖だけで十分

◆ 農業版「緊急事態条項」で外堀が埋められる

◆ 欧州に広がる21世紀の農民一揆

◆ 虫の声を聞く感性が日本人を守る

 

 

本書の後半では、「〈真実とウソ〉の違和感〜先入観を外せますか?および「〈民は愚かで弱い〉の違和感〜未来は選べる」について考察しています。主なポイントは以下の通り。

 

◆ EU公式見解に反するものはすべて「偽情報」

◆ ツイッターファイルという爆弾

◆ 危険な「検産複合体」(=デジタル版「軍産複合体」)

◆ ジャーナリズムの使命は「選択肢のある社会」

 

◆ デジタル検閲に「ノーの意思表示」を

◆ 日本でも始まる「SNSでの言論統制」

◆ 近江商人の「三方よし」は日本の最大資産

◆「今を生きる」で未来を創れる

 

 

あなたも本書を読んで、日常の中でふと抱く違和感を行動に変えることで、本来の力を取り戻し、社会を変え始めていきませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3364日目】