「時間、場所、所属の自由を手に入れて働くワークスタイル」である「ノマド」を分析し、定義している書があります。
本日紹介するのは、人材コンサルタントで大学講師でもある常見陽平さんが書いた、こちらの書です。
常見陽平『自由な働き方をつくる「食えるノマド」の仕事術』(日本実業出版)
この本は、本当にノマドで食べていくための仕事術について書いていて、「働き方」を「つくる」ということを提唱しています。
自分自身が日々の仕事の中で、意識し、頭を使い、汗をかいて一生懸命つくりあげるものが、「自由な働き方」だと著者は言います。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.ノマドという自由な働き方が注目される理由
2.自由な働き方のリアルを知る
3.あなたは自由な働き方に向いているか?
4.自由な働き方のヒント[ 基本スキル編 ]
5.自由な働き方のヒント[ 大事な哲学編 ]
本書では、これまで「ノマド」に関して様々に論じられている書籍やキーパーソンなどを整理して紹介してくれています。
書籍については、以下のようなノマドに関する「古典的名著」として、次のような書が挙げられています。
本書の中で、私が感銘を受け、強く共感した箇所は、上記構成の3番目「あなたは自由な働き方に向いているか?」にある「大人の自己分析」というものです。
自己分析の代表的な方法として、著者は以下の4つの方法を挙げており、私の経験上、これらはとても有効な手法です。
1.自分史分析
2.ライフラインチャート作成法
3.ジョハリの窓
4.診断プログラムの活用
4番目の「診断プログラム」については、就職活動をした方はリクルートやマイナビなどで経験していると思いますが、私がとくに当たると思うのは「V-CAT」というユニークな測定法で、日本能率協会などで扱っています。
こうした「自己分析」のことを、私は、自分の「人生棚卸」と読んでいて、「少人数制講座」のプログラムで最初に採り入れています。
本書の後半では、「ノマド仕事術」のポイントが具体的に書かれていて、心構えやスキルなどが実践的で参考になります。
あなたも、本書を読んで、「自由な働き方」や「ノマド」について、考察を深めてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を