書評ブログ

『人生、60歳まではリハーサル』

「人生、60歳まではリハーサル」というキューバの歌手でギタリスト(当時91歳)の言葉に勇気づけられて生きてきた、サルサバンドのメインヴォーカル&作詞作曲家として活躍する女性が書いた本があります。

 

 

本日紹介するのは、1961年生まれサルサバンド「オルケスタ・デ・ラ・ルス」のメインヴォーカル&作詞作曲家NORA(ノラ)さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

NORA『人生、60歳まではリハーサル』(主婦の友社)

 

 

この本は、21歳の時にNew York へ行って本場のサルサを体験し、23歳の時から本格的にサルサを始めて、歌手生活35年を迎えた著者が、その音楽人生を綴った書です。

 

 

 

本書は以下の14部構成から成っています。

 

 

1.決戦前夜

 

2.夢の始まり

 

3.1989・ニューヨーク

 

4.世界のデラルスができるまで

 

5.前に進む勇気

 

 

6.ラテンを知ること

 

7.今を生きる

 

8.新たな景色

 

9.運命の分岐点

 

10.女性としての生き方

 

 

11.新生デラルスと共に

 

12.ラテンな音楽仲間

 

13.世界で見たもの

 

14.60歳まではリハーサル

 

 

 

この本の冒頭で著者は、サルサとの出会いについて、友人からの勧めで聴いたところ、知れば知るほど奥深いサルサに魅了された、ということです。

 

 

その後、バンドの結成や活動、そして何と言っても、著者のノラ単身、デラルス(バンド名)のデモテープを持って、パナマ、プエルトリコ、New York へ渡って売込みをしてきた記述が圧巻です。

 

 

さらに、本場でのライブ出演のツアーで、音楽にうるさい地元のファンに受け入れられた感動が、リアルに描かれてきて引き込まれます。

 

 

そして、本場の海外では、これだけブレイクして有名になったのに、日本ではまったく知名度がなく、売れなかった時代の苦悩を描いていて、心打たれます。

 

 

詳細についてはぜひ、この本を手に取ってお読みください。

 

 

その後、「日本ラテン化計画」の中で徐々にデラルスも有名になり、多くの観客を動員できるようになってきました。

 

 

この本の巻末には「NORA年表」として、著者の音楽活動の軌跡が紹介されています。

 

 

あなたも本書を読んで、「人生、60歳まではリハーサル」と言える感覚を味わってみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

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