書評ブログ

『実家の相続がまとまらない!』

「相続という家族の一大事を、どうすればうまく乗り越えられるのかーこれからお話しする、ある家族の相続を通して、一緒に考えてみませんか。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、1964年創業、相続専門税理士法人として累計相続案件実績件数は2万6000件を超える公認会計士、宅地建物取引士、CFP税理士法人レガシィ代表社員税理士天野隆さん、作家・心理療法家・鍼灸師伊藤かよこさん、および税理士法人レガシィが書いた、こちらの書籍です。

 

天野隆・伊藤かよこ・税理士法人レガシィ『実家の相続がまとまらない!』(青春出版社)

 

この本は、共感して、泣けて、リアルな相続がよくわかる!3万件の相続実績から生まれた相続小説です。

 

本書は以下の7部構成から成っています。

1.プロローグー優二 父倒れる

2.突然の別れーみどり

3.分裂ー初郎

4.四つ葉の秘密ー初郎

5.幸せのかたちーみどり

6.いちばん大切な財産ー初郎

7.エピローグー幸次郎 20年後の四つ葉

 

この本の冒頭で著者は、「登場人物紹介ー四つ葉家とその家族」を掲載しています。

 

本書の前半では、「プロローグー優二 父倒れるおよび「突然の別れーみどり」について以下のポイントを紹介しています。

◆ 相続人の確定(戸籍謄本)

◆ 遺産分割協議

◆ 相続財産と相続税の計算

◆ 相続のタイムリミットは10カ月

 

この本の中盤では、「分裂ー初郎および「四つ葉の秘密ー初郎」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

◆ 相続は人生のターニングポイント

◆ 遺言書のある相続は11%程度

◆ 傾聴からすべてが始まる

◆ 分けられないものを分ける代襲分割

 

本書の後半では、「幸せのかたちーみどり」「いちばん大切な財産ー初郎」および「エピローグー幸次郎 20年後の四つ葉」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。

◆ 相続でも役立つ「ウェルビーイング」の視点

◆ 相続とは「すがたを続ける」こと

◆ 事業承継の際に使える優遇措置

◆ 不動産の共有は難しい、家族憲章などの工夫

 

この本の締めくくりとして著者は、「親から受け継いだ考え方や習慣、さらには人脈といった『非地位財』は、形はなくとも幸せが長続きするもの」と述べています。

 

あなたも本書を読んで、幸せが続く相続について考えてみませんか。

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3697日目】