「幸せとは、幸せな ”状態” のことではなく、日常のなかでたくさんの ”情緒” を味わい、ゆたかに重ねていくことなのです。」「ただし、習慣化するためには、ちょっとしたコツが必要です。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、鹿児島県生まれ、台湾国立高雄第一科技大学修士課程修了、化粧品会社事務、塾講師、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、フリー情報誌編集者など、多くの転職経験を生かし、働く女性のアドバイザー的存在として書籍や雑誌など執筆活動をしている作家、写真家の有川真由美さんが書いた、こちらの書籍です。
有川真由美『いつも幸せそうな人の小さな習慣 心を自由にして幸せになる88の方法』(毎日新聞出版)
この本は、「人生でもっとも大切なことは、まず自分を幸せにすること」という問題意識のもと、だれもが簡単に、自分を幸せにできる習慣を集めた書です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.日々愉快に生きるための習慣
2.やわらかい心と体を保つための習慣
3.愛と感謝で人とつながる習慣
4.よりよい仕事をするための習慣
5.困難に出会ったときの習慣
6.自立して、ともに成長するための習慣
7.幸せな人生を送るための習慣
この本の冒頭で著者は、「この本を読んで、少しずつでも幸せな習慣を増やしていけたら、つぎのような変化があるはずです。」と述べています。
◆ いまある ”幸せ” に気づき、それを深く味わえるようになる
◆ まわりの目に振り回されず、自分の幸せを発見できる
◆ 気持ちに余裕ができて、まわりの人にやさしくなれる
◆ 自分の可能性を信じて、新しい挑戦ができるようになる
本書の前半では、「日々愉快に生きるための習慣」および「やわらかい心と体を保つための習慣」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 笑顔で会って、笑顔で別れる
◆ 小さな偶然をよろこび、大切にする
◆ 気持ちが整うモーニングルーティンを持つ
◆ 自分の失敗を「やっちゃった」と笑い飛ばす
◆「いま、ここを楽しむ」を意識する
◆「美味しいと感じるもの」を食べる
◆「感謝」の言葉をとなえて眠る
◆ ときどき、空や海の大きさを味わう
◆ 怒りのエネルギーを、変化のために有効利用する
◆ トイレや水回りを「つぎの人のために」きれいにする
この本の中盤では、「愛と感謝で人とつながる習慣」「よりよい仕事をするための習慣」および「困難に出会ったときの習慣」について、紹介・解説しています。私がとくに共感するポイントは次の通りです。
◆ 感謝は「言葉」と「行動」で伝える
◆ 意見がぶつかったら、まず相手の意見を聞く
◆ 幅広く「応援したい人」「好きな人」をもつ
◆「見返り」と「感謝」を求めずに、ひたすら与える
◆「ちょっと得意なこと」で貢献する
◆ 頼まれたことは、できるだけ「すぐにやる」
◆ すべての仕事を「だれかのため」目線で考える
◆ いい結果が出たら、「みなさんのおかげです」
◆ 問題が起こったら、「いま、できること」に集中する
◆ モヤモヤすることは神に書き出す
◆ 辛いときほど「ユーモアの力」を借りる
◆ 辛いときは自分を俯瞰して見る
本書の後半では、「自立して、ともに成長するための習慣」および「幸せな人生を送るための習慣」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 自然を五感で味わう
◆ 本を読んだら、だれかに伝える
◆「こうありたい」という人とつき合う
◆ 続けるために、6割以上できれば「よし」とする
◆ どんなときでも、肯定的な言葉を使う
◆「迷うこと」を楽しみ、魂がよろこぶほうを選ぶ
◆ 目の前の小さな「快楽」よりも、遠くの大きな「幸福」をとる
◆ 自分を信じて「直感」に従う
あなたも本書を読んで、心を自由にして幸せになる88の方法を学び、いつも幸せそうな人の小さな習慣を真似て、実践してみませんか。
ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。
では、今日もハッピーな1日を!【2851日目】