「頭がいい人はみんな『方眼ノート』を使っています。なぜでしょうか?」と問いかけ、「それは、方眼ノートを使えば『頭が整理できる』からです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1967年群馬県生まれ、メーカー勤務時代に3tトラック1台分の営業資料を畳4畳半ほどにスリム化、その後、香港のマーケティング会社のCOO(取締役)を経て、戦略系コンサルティングファームにて経営コンサルタントとなり、のべ2万人に「ノートスキルの指導」を実施、現在はクリエイティブマネジメント株式会社代表取締役の高橋政史さんが書いた、こちらの書籍です。
高橋政史『図解 頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』(かんき出版)
この本は、「方眼ノート」を使って頭がよくなる方法をまとめている書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.人生を変えたければ「ノート」を変えよう!
2.「マッキンゼーノート」の秘密
3.「勉強ノート」をきわめる!
4.仕事ノートは「捨てる!」ノート
5.「プレゼンノート」をきわめる!
この本の冒頭で著者は、「頭がいい人のノートは、こんな『3法則』からできていた」と述べています。
1.「方眼ノート」を使う
2.「見出し」をつける
3.「3分割」して使う
本書の前半では、「人生を変えたければ「ノート」を変えよう!」および「マッキンゼーノートの秘密」ついて、以下のポイントを説明しています。
◆ ノートの生命線は「再現性」があるかどうか
◆ 頭がいい人は、頭の中がいつも「整理」されている
◆ 方眼ノートを使えば情報が「整理」され、頭がよくなる
◆ 方眼ノートで「フレーム」を意識して、考えを整理する
◆ 方眼ノートを「ヨコ」向きで使い、情報の全体を理解する
◆ 頭のいい人の共通原則は「黄金の3分割」
◆「板書」⇒「気づき」⇒「ようやく」の順でノートを取る
◆ 方眼ノートの3要素 =「見た目」「見出し」「3分割」
この本の中盤では、「勉強ノートをきわめる!」および「仕事ノートは捨てる!ノート」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ ノートの3大機能 =「覚える」「考える」「伝える」
◆ 勉強ノートは「見開き2ページで1テーマ」が基本
◆「気づき」をストーリー化する「ロジカル接続詞」(要約・展開・強調・視点変え)
◆ ノートは「要するに」を意識してまとめる
◆ 社会人のノートは「捨てる情報」を選別するツール
◆ 3分割で情報整理し、最終結論を導き出す
◆ 仕事の第一歩は「問題は何か?」を確認すること
◆「見出し」をつける習慣がつけば、質問力も身につく
本書の後半では、「プレゼンノートをきわめる!」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ ノートの最終目標は「プレゼンノート」
◆ 論点を起点に「事実」⇒「解釈」⇒「結論(=行動)」と考える
◆ 思考の基本は「事実」に基づいて考えること
◆「なぜ5回」で根本的な原因を突き詰める
◆ メッセージを1~2行に結晶化する
◆「事実」と「意見」を色分けする
◆ 仕事ノートの出口は必ず「アクション(行動)」に
◆ アクションベースで考えるために「見える!言葉」を使う
この本の締めくくりとして著者は、ワンランク上の「勝負ノート」について、次の3つのポイントを紹介しています。
◆ 新聞の1面記事をつくる
◆ メッセージ・ファースト!で結論から先に伝える
◆ 狙う「心理効果」から逆算してチャートを選ぶ
あなたも本書を読んで、頭がいい人が使う「方眼ノート」のメリットを学び、使いこなして頭を整理することで人生を変えていきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3375日目】