「学び方を変えると、人生は何歳からでも逆転できる。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1957年生まれ、上智大学法学部を卒業し、中学時代より、イメージトレーニング、瞑想法、成功哲学などに興味を持ち、独自の研究を始めて、人材育成・能力開発の講師として働きながら、さらに心理学やヒーリング、セラピーなど、あらゆる問題解決のための手法を学び、「宝地図」という自己実現法にたどり着いて、これまで27年間で63万人を超える人材教育に携わって自己実現を成功に導いている望月俊孝さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
望月俊孝『何歳からでも結果が出る 本当の勉強法』(すばる舎)
この本は、人間が持つ知性の可能性を見つめ、人生を豊かにし、楽しく情熱にあふれたものにアップグレードする方法が身につく、数ある「インプット本」の決定版を目指した書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.勉強をはじめるときの「迷い」を断ち切る
2.学習目標を定め、計画をつくる
3.何歳からでも結果が出る一生モノのインプット術
4.自分自身で勉強を適切に評価する
5.勉強法をさらに改善する
この本の冒頭で著者は、「単なる私の体験論のみならず、30年間でおよそ1億7000万円を費やして世界中のエキスパートから学んだ学習心理学、行動経済学の知見を随所に盛り込みました。」と述べています。
本書の前半では、「勉強をはじめるときの迷いを断ち切る」および「学習目標を定め、計画をつくる」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 人は「もっと学んでおけばよかった」と後悔する
◆「完璧主義」から「完成主義」にシフトする
◆ 勉強を開始する前は、自分に対する報酬を意識する
◆ 勉強を始めたあとは、報酬より「やりがい」を強調する
◆ 早く、たくさん間違えたほうがいい
◆ 覚えたことを何も見ずに思い出す作業が大切
◆ 学習量を分散してスキマ時間を活用し、十分な睡眠を取る
◆ 期限を設けることで「ゾーン」に入りやすくなる
◆「プレテスト効果」を使う
この本の中盤では、「何歳からでも結果が出る一生モノのインプット術」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆「言葉」より「画像」のほうが5.7倍も脳の検索機能に働きかける
◆ 自分で音読することが最も記憶力を高める
◆ 記憶の間に睡眠を挟むと、定着率が劇的に向上する
◆ 年を重ねても、工夫次第で脳をアップデートできる
◆ 論拠を3つにまとめ、「1ブック・3ポイント・1アクション」で読書する
本書の後半では、「自分自身で勉強を適切に評価する」および「勉強法をさらに改善する」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆「テンション」を上げるのではなく、課題を「分析」する
◆「レコーディング・スタディ」をする
◆ フィードバック環境に投資する
◆ 苦手分野は個別学習、得意分野は集団クラスで学ぶ
◆ 長時間座ると、死亡率も上がる
◆ 1日20分、近所の自然の中をウォーキングする
◆「勉強するホームグラウンド」をつくる
◆「困難を乗り越えている自分」を想像する
◆ 思いっきり逃避してから、やりたいことを見つける
この本の締めくくりとして著者は、本気の勉強で手に入る財産として、「知力」と「胆力」(=ものごとに対して臆したり、動じたりしない精神力)を挙げています。そして、「胆力」は、自分を超えて、他人のために何かを成しとげるときに必要になる、と著者は指摘しています。
あなたも本書を読んで、あなた自身の心揺さぶられる分野で、本当の学びを始めてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3073日目】