「骨には習慣を変えていく力がある」と提唱して、運動嫌い専門のトレーナーが「運動嫌い」「運動オンチ」の方でもきちんとできて続けられる、簡単だけれど効果がしっかりあがる方法を解説している本があります。
本日紹介するのは、日本女子体育大学を卒業後、フリーの指導者として、10年間でバレエ・ヨガ・ピラティス等をのべ8万人に指導してきたボディバランストレーナーの柴田郁恵さんが書いた、こちらの書籍です。
柴田郁恵『汗をかかずにほっそりする 骨美人ダイエット』(サンマーク出版)
この本は、ジムに行かず運動時間も取らず、つまり汗をかかずに都合よくやせる「骨美人ダイエット」というメソッドを、写真やイラストをふんだんに使って分かりやすく解説した入門書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.どうして「骨」なの?
2.骨美人ダイエット 1時間目 坐骨美人
3.骨美人ダイエット 2時間目 股関節美人
4.骨美人ダイエット 3時間目 鎖骨美人
5.骨美人ダイエット ホームルーム 骨ポーズ10選
この本の冒頭で著者は、「あなたの骨、何個あるか知っていますか?」と問いかけ、私たちの体は大小合わせて約200個の骨で支えられ、それを大小合わせて約400個の筋肉によって動かしている、と説明しています。
そして、筋肉でも脂肪でもなく、ダイエットには「骨」を意識することが近道である、と著者は言います。それは、使うべき場所が明確な「骨」を意識すると、個人差がなく、エクササイズ動作が分かりやすく正しく動けるからだそうです。
さらに「骨美人ダイエット」でやせる理由として、次の3つを本書では挙げています。
◆ 骨を意識して動かすと、消費カロリーが増える
◆ 骨や関節を整理的に正しい位置におくと、カラダのなかの「やせスイッチ」がオンになる!
◆ 内臓の機能と腹圧が高まり満腹感を得やすくなって過食を防ぐ
次に、著者は次の「3つの骨」だけ意識すれば、カラダはほっそり見違える、として、順に具体的なやせるメソッドを説明しています。
1.坐骨
2.股関節
3.鎖骨
最初の「骨」については、「坐骨で座ればいいことずくめ」と提唱しています。坐骨は、骨盤のいちばん下にある骨で、座るときにイスに接する部分です。
坐骨座りの鉄則は、「AISS(坐骨の出っ張った部分、上前腸骨棘)よりも、ひざが下」ということです。
続いて股関節に関しては、著者が「あしり」と呼ぶ「おしりの筋肉やもも裏のハムストリングスという筋肉、腸腰筋などの筋肉のこり固まり」を撃退するストレッチを著者は推奨しています。
股関節を大きく動かすと、その周辺にある凝り固まった太ももやおしり、腰の筋肉が連動して動き、結果としてほぐれていくのです。
3番目の「鎖骨」については、上腕骨と肩甲骨との三位一体で腕を動かすことをイメージして「鎖骨から肩回し」をします。
また、「肩甲骨ねじりストレッチ」を行うと、肩甲骨周辺の脂肪が燃焼し、肩甲骨がうっすらと姿をあらわす「背中美人」をつくります。
この本の最後では、まとめとして、ほっそりをつくる「骨ポーズ10選」が紹介されていて、参考になります。以下に挙げておきますので、詳細を知りたい方は、写真で詳しく説明している本書をぜひ、手に取ってお読みください。
1.「御意!」ポーズ
2.「優雅拾い」ポーズ
3.「四股」ポーズ
4.「鎖骨伸ばし」ポーズ
5.「足じゃんけん」ポーズ
6.「鎖骨広げ立ち」ポーズ
7.「3点立ち」ポーズ
8.「鎖骨あおぎ」ポーズ
9.「時計の針」ポーズ
10.「三日月」ポーズ
あなたもこの本を読んで、汗をかかずにほっそりする「骨美人ダイエット」を実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!