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『Harvard Business Review 2019年4月号 シニア人材を競争力に変える』

世界中で未曽有の高齢化が進行する中で、シニア世代の人材を以下に活用して競争力に変えるかという特集を掲載した雑誌があります。

 

 

本日紹介するのは、『Harvard Business Review』ダイヤモンド社提携の翻訳版である『DIAMIND ハーバード・ビジネス・レビュー』2019年4月号に掲載された、こちらの特集記事です。

 

 

『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2019年 4 月号 雑誌 (シニア人材を競争力に変える)』(ダイヤモンド社)

 

 

この本は、シニア世代のナレッジを有効活用することには、単なる義務以上の積極的な意義がある、として、シニアが働きやすい環境をつくり、他の世代にも恩恵ををもたらす一歩先を行く企業の「競争優位」について考察しているものです。

 

 

 

本特集は以下の8部構成から成っています。

 

 

1.シニア世代を競争優位の源泉に変える

 

2.中高年の再教育プログラムの効果を上げる7つのポイント

 

3.優秀なベテラン社員の退職リスクを抑える方法

 

4.ポストが空かない職場で若手の意欲を高める3つの施策

 

 

5.社員の介護支援は利益につながる

 

6.高齢化問題をデータで読む

 

7.シニアの「心の高齢化」をいかに防ぐか

 

8.商売に定年なんてない

 

 

 

この特集では、高齢者雇用対策コストではなく、成長投資であるという問題意識にて編集されています。

 

 

 

とくに環境変化にいかに適応させるか、という観点で、中高年の再教育プログラムの効果を上げる7つのポイントが以下の通り提示されていることは注目されます。

 

 

◆ プログラムは実習型で短期のものがよい

 

◆ 積み上げ方式の資格認定プログラムを取り入れる

 

◆ 全方位から学生を支援する

 

◆ 需要と供給をマッチングさせる

 

◆ 受講生に自分もできると確信してもらう

 

◆ 支援材料は連邦政府が提供し、地方が支援内容をデザインする

 

◆ 草の根のリーダーが率先して取り組む

 

 

 

このほかにこの特集では、優秀なベテラン社員の退職リスクを減らす戦略として、①先送りして移転する、②年齢混成チームをつくる、③長期的な変化を追跡する、という3つを掲げています。

 

 

 

社員の介護支援や、高齢化問題をデータで明らかにすること、そして「シニアの心の高齢化」をいかに防ぐかについて、考察されています。

 

 

 

あなたも本特集を読んで、シニア人材を競争力に変えるという問題意識について、考察を試みてみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!