「楽にとまではいわないですが、少し考え方を変えるだけでこの『仕事ができる』という状態になることは可能です。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、YouTubeチャンネル「ハック大学」を通じて、仕事術、キャリア戦略などビジネスに役立つ情報を発信し、チャンネル登録者数は26万人を超えるハック大学 ぺそさんが書いた、こちらの書籍です。
ハック大学 ぺそ『行動が結果を変える ハック大学式 最強の仕事術』(ソシム)
この本は、「仕事ができる」という状態になる道筋を、図解を用いながら理解しやすい形で書き記した書です。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.自分の「市場価値」を高める方法を知ろう
2.今すぐ取り組める「マインドセット」
3.広く深く「学び」続ける
4.「思考」は装飾品ではなく武器である
5.「行動」こそ凡人が勝つ手段
6.ビジネスでは「伝達」スキルが最重要
7.影響力を高めるために「マネジメント」を制する
8.本書を血肉化し、勝つ人材へ
この本の冒頭で著者は、「本書はアラカルト形式になっているので、どこから読みはじめても、またどこでやめても読み終わっても問題ありません。」と述べています。
本書の前半では、「自分の市場価値を高める方法を知ろう」および「今すぐ取り組めるマインドセット」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 仕事ができる人材とは、市場や職場で付加価値を上げる人材
◆ どんな付加価値を提供できる人材かを「掘り下げ」「言語化」し、「定着」させる
◆ スキルを身につけるプロセスは、①マインドセット、②学ぶ、③考える
◆ 他者へ影響を与えるには、④行動する、⑤伝える、⑥管理する
◆ 目的を達成するため、物事の本質を理解する
◆「がんばったか」というプロセスではなく、目的に近づいたかの「結果」で評価する
◆ 付加価値を作り出すことが市場価値を上げる
◆ 思考マインドの積み重ねが付加価値を作り出す
◆ キャリア構築は「航海のようなもの」で、船の外を見る人が市場価値を上げる
◆ 船はゴール(目的地)に行くための「手段」にすぎない
◆ 自責という考え方があなたの価値を上げる:➀全体最適、②成長スピード、③精神衛生
◆ 見栄ではなくプライドを
この本の中盤では、「広く深く学び続ける」「思考は装飾品ではなく武器である」および「行動こそ凡人が勝つ手段」について解説しています。主なポイントは次の通り。
◆ 凡人が天才に勝つ方法は「学ぶ」こと
◆ アウトプットを前提にしたインプットは、①原理原則を理解、②要点を理解、③学びが定着
◆「抽象化」することで、普遍的な情報へ変換できる
◆ インプットした内容を「要約」して、仮説を盛り込んでアウトプットすることで付加価値を創出する
◆ アウトプットのメリットは、評価やフィードバックを受けられる
◆ インプット、抽象化、アウトプット、フィードバックを受けるのが自己研鑽で、やっている人が少ないから周囲に圧倒的に差をつけられる
◆ 良いフィードバックが受けられる「発信場所」を選ぶ
◆ 差をつけるのは「学習量」と「行動量」
◆ MECEやロジックツリーは思いつきではないことを示す共通言語の武器
◆「オプション思考」因数分解で、ボトルネックが発見でき、目標設定が明確になる
◆「仮説思考」で仕事のスピードが上がる
◆「数字思考」でフェルミ推定ができる
◆ 凡人は準備するのではなく、行動せよ
◆「とりあえずやってみる」行動の数が多いほど、思考の量も質も上がる
◆ モチベーションが1番高いときに動く
◆ 完璧主義より着手主義で、小さな成功体験を積み重ねる
◆ すぐやる人は「リスクはコントロールすべきもの」と考え、回避しない
本書の後半では、「ビジネスでは伝達スキルが最重要」「影響力を高めるためにマネジメントを制する」および「本書を血肉化し、勝つ人材へ」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ コミュニケーションは、伝わらないと意味がない
◆ 相手の立場に立って伝えるべき必要最小限を伝える
◆ 事実は客観、解釈は主観なので、区別して伝える
◆ 仮説をもった質問をしてブラッシュアップするという姿勢が重要
◆ プレゼンは準備が9割:➀ストーリー、②ビラミッド構造、③論理構成のテンプレート
◆「現状維持バイアス」を壊し、目標設定のリミッターを外す
◆ 自分が目指す世界がある環境に変える
◆ 目標は適切な水準か、行動レベルに落とし込めているか
◆ タスクを整理して「緊急度」と「重要度」から優先順位をつける
◆ ミスが起きない仕組みをつくる
◆ 仮説を立てて行動し、フィードバックサイクルを回す
◆ できない上司に当たったらチャンス、救って使い倒す
◆ 上司を救うことで、加速度的に成長できる
◆ 付加価値を生む経験を積み重ねる
この本の締めくくりとして著者は、「本書は当初の販売日から2度遅延をしています。」「遅延の決断を下した背景として1番大きかったのが、『書籍としてのクオリティを上げる』というものでした。」と述べています。
そしてその結果、「よしこれは良い本ができあがった!」と続けています。
あなたも本書を読んで、どのように考え、どのように取り組めば「仕事ができる人」になれるのかを学び、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3078日目】