「あなたのリーディングの弱点を徹底的に “ 治療 ” します!」と述べて、素早く読める一生モノのリーディング力を身につけられる本があります。
本日紹介するのは、イングリッシュ・ドクターの西澤ロイさんが書いた、こちらの新刊書籍です。
西澤ロイ『イングリッシュ・ドクターのTOEIC L&Rテスト 最強の根本対策 PART5』(実務教育出版)
この本は、TOEIC のリーディングに弱点のある英語学習者向けに、その弱点を徹底的に治療するために書かれました。
したがって、トレーニングを積むことによって、「複雑に見える英文」が、すらすら読めるようになる本です。
本書は以下の4部構成から成っています。
1.「本物のリーディング力」を身につけるための心構え
2.英文法の基礎
3.リーディングPart5の根本対策トレーニング
4.リーディングPart5の模擬問題に挑戦!
この本の冒頭で著者は、アメリカの自動車王、ヘンリーフォードが残した、次の本質を突いた言葉を紹介しています。
「小さく分解したら、何事も難しくはない。」
(Nothing is particularly hard if you divide it into small jobs.)
つまり、英語の学習も難しいのではなく、分解できないだけ、ということです。
複雑そうに見える英文も、実は分解して処理できる技術があればシンプルなもので、頭の善し悪しは関係なく理解できるものだ、と著者は説明しています。
この本の使いかたについて、TOEIC Part5の模擬問題をただ解いていただくのではなく、それを題材にして、語句の「品詞」と文の「骨格」を掴む根本対策トレーニングを行っていただく、と著者は述べています。
他の著書でも著者の西澤ロイさんは強調されていますが、TOEIC は「英語力」を問う試験ではなく、「英語での情報処理能力を測る試験」だ、ということです。
私も同感で、とくに高速での「情報処理能力」が問われています。TOEIC は、題材となっている英文を速読し、問題の意図を的確に見抜き、選択肢も素早く確認できなければ、2時間の試験中、集中力を切らさない持久力や判断力を維持できない試験です。
楽天やソフトバンクが、英語を流暢に話せることよりもTOEICスコアを重視して人事評価を実施しているのは、この「情報処理能力」が仕事の質とスピードのバランスと高い相関関係があるためです。
著者は本書の中で、「本物の英語力」をつけるために、TOEIC リーディングでは、以下の学習方法を留意点として挙げています。
◆ 何度も読み返すことなく、1回で意味をきちんと理解する
◆ 日本語に訳して理解しようとしない(=英文としての意味を自分の力で解釈する)
◆ 自力で語順通りに解釈し、意味を一度でつかむ
◆ 問題を「解く」ことにフォーカスせず、正しく英文を理解する
◆ TOEIC に出てくる全ての英語を理解する、プロセスを重視する
◆ スピードは上げるものではなく、上がるもの
◆ 細かいことをおろそかにしてはいけない
◆ 日本人の常識でわからないことをそのまま放置しない
本書の前半では、「文法」について、とくに「品詞」や「構文」を分かりやすく解説されています。詳細に興味ある方は、ぜひ本書を手に取ってお読みください。
また、中盤以降では、根本対策トレーニングと、TOEIC 模擬試験が記されていて、しっかり取り組めば効果が出るプログラムになっています。
今回の本も、前回のリスニングPart1、Part2対策本と同様、モニターの正答率から難易度が示されていて、自分のクセや実力を知ることができて有益です。
こちらの前著もお薦めです。
この本の最後には、「この後の学習について」と題して、今後の学習法と、以下の推薦する問題集が紹介されていて参考になります。
これらの本は、私も使ったことがありますが、いずれも良書で、効果的でした。
あなたも本書を活用して、「英語が根本から分かるようになった」という実感を得てみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を