「年金だけでは老後資金が不安……」という声が高まる中、堅実かつ現実的な「分配金投資」による生活設計を紹介・提案している本があります。
本日紹介するのは、1958年生まれ、青山学院大学経営学部卒、米ミシガン大学で「上級人事エグゼクティブ・プログラム」を修了、欧米の大手金融機関で人事部長職を歴任し、現在はセカンドキャリア向けの研修やコンサルティングを行う「京都かいらし堂」店主であり、ベストセラー『「クビ!」論。』や『面接力』の著者でもある梅森浩一さんが著した、こちらの書籍です。
梅森浩一『年金だけでは足りない人のための 分配金生活』(光文社新書)
この本は、「虎の子の資金を取り崩さずに、分配金という形で毎月の安定収入を得る」方法を、著者自身の体験をベースにやさしく解説した分配金生活の超入門書です。
本書は以下の3部構成から成っています。
1.分配金生活(入門編)
2.「私の」分配金生活(実践編)
3.進化する「じぶん年金」生活(応用編)
この本の冒頭で著者は、「金持ちは来年のことに、貧乏人は今日のことに思いをはせる」と述べています。
本書の前半では、「分配金生活(入門編)」として、以下のポイントを解説されています。
◆ 投資で「使い減らす」ではなく「使い増やす」方法がある
◆ 分配金の「受け取り」を前提に資産運用を考える
◆ 年金と分配金を組み合わせたキャッシュフロー設計
◆ 投資初心者でも始めやすいシンプルな手法
この本の中盤では、「私の分配金生活(実践編)」として、次のポイントを紹介しています。
◆ 「再投資」から「受け取り」へ考え方を転換する
◆ 「世界のベスト」とは何か? その選定基準とは
◆ 実際に100万円で始めてみた記録
◆ 分配金で「幸福感」を実感するという発想
本書の後半では、「進化するじぶん年金生活(応用編)」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 「毎月受け取り」方式がもたらす精神的安心
◆ 自分なりの投資ルールを決めてブレない軸を持つ
◆ 「ひとりじゃない」安心感が運用継続の支えになる
◆ 本当の老後に備えたセーフティネット構築
また、著者が推奨する「世界のベスト」、すなわち「インベスコ 世界厳選株式<H無>(毎月決算型)」について、詳しく知りたい方は、世界屈指の資産運用会社・インベスコが書いた『
を読むことを勧めています。
この本の締めくくりとして著者は、「誰でも“引き出しながら増やす人”になれる。必要なのは正しい知識と少しの勇気だけだ」と語っています。
あなたも本書を読んで、年金だけに頼らない安心のある生活設計を考え、「分配金」という定期収入源を持つ老後を目指してみませんか?
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では、今日もハッピーな1日を!【3742日目】