2017年5月5日に、神保町の老舗書店1階に「ブックハウスカフェ」が誕生しました。
そして翌6月より、毎月1回、私、大杉潤プロデュースによるイベントを、「ブックハウスカフェ」にて開催することとなり、今回が平日夜開催のトークショーとしては、第9回目となりました。
2018年2月20日(水)に、会社役員から独立起業して、会議活用術「5分会議」トレーナーとして企業向けコンサルタント、講演および研修講師として活躍する沖本るり子さんをゲストとしてお迎えし、自らの体験をもとに、「新しい働き方」について、本音を語っていただくトークショーを開催しました。概要は以下の通りです。
1.日 時; 2018年2月20日(火)19:00~20:30
2.場 所; 神保町「ブックハウスカフェ」
東京都千代田区神田神保町2-5北沢ビル
3.内 容; 沖本るり子トークショー
(テーマ) 新しい働き方への道
4.参加費; 3,000円(懇親会付)
5.書籍; 『生産性アップ!短時間で成果が上がる「ミーティング」と「会議」』(明日香出版社)
『入社3年目までの仕事の悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました』
(大杉潤・キノブックス)を販売
6.その他; トークショー終了後に懇親会(ドリンク付)
当日の会場準備をしている風景はこんな感じです。
受付開始の18:30過ぎから、少しずつ参加者の方が集まり始め、オープン時間には1階奥のイベントルームの座席がほぼ満席になる盛況ぶりでした。
19:00過ぎより、まずブックハウスカフェのオーナー・今本義子さんからご挨拶をいただき、続けてトークショーに入りました。
沖本るり子さんは、広島の呉の先にある島の出身で、小さい頃は算数が得意、国語は嫌いだったそうです。中学に入ると、英語と数学で点を稼いでいた、と言います。
人に対しても好き・嫌いがはっきりしていて、中学生から手に職をつけて、「華道」で食べて行こうと考えるほど、熱心に取り組まれた、ということです。
高校時代は、公認会計士、税理士などを目指そうと考え、専門学校へ進み、広島県内にあるメーカーで希望通り、経理の仕事につきます。
ところが、組織改編の中で経理の仕事ではなく、様々な雑用をひとりで残業してこなす日々となり、パソコンやプログラムを習得していきます。
次第に、プログラマー・SEとしてシステム関係で食べて行こうと考え、転職をします。沖本さんは、「面接が大好き」ということで、年齢制限関係なし、未経験のハンデも関係なしで、面接を突破。その戦略とバイタリティには、トークショー参加者の皆さんも驚きました。
転職先では、「ドロドロの人間関係」ということで、さまざまなコミュニケーションの問題に悩まされることになります。そうした厳しい環境の中でも自らのミッションをやり遂げたお話は圧巻でした。
会社が倒産した時も、「幸運もあった」ということですが、すぐに転職に動いたり、元部下の転職もサポートするなど、その行動力やパワーは、凄いものがあります。
さらに研修会社を起業してから研修会社の研究をして、最初はとにかく毎日、自主開催セミナーを開催したそうです。ひとりでも参加者が来れば全力で行い、様々なフィードバックをもらって、コンテンツを磨き続けた、と言います。
広告宣伝やネット集客にお金を使わず、無料のネット告知のみで、ひたすらセミナーの中味をいいものに磨いていったそうです。
研修講師としても、「個性」を活かして「工夫」する、という鉄則でスタイルを築き、とくに受講者の「傾聴スキル」を高めれば自分の話を聴いてもらえる、という発想は素晴らしいです。
自分の弱点として、セミナー後のアンケートで指摘された「笑顔」と「早口」について、セミナーの冒頭で、工夫して話すことで、一切のクレームがなくなった、という話は、研修講師をしている立場として、勉強になりました。
また、企画書を書かずに出版社からオファーが来て、内外で6冊のビジネス書を出版できたコツについて伺うと、やはり出版は、「応援」「ご縁」「貢献」の3つが大切、ということです。
他の著者がいい本を出版したら応援し、そのご縁を大切にし、著者や出版社をはじめ取次や書店も含めた出版関係者に貢献すること。「本に点数をつけた評価はしない。評価は主観であり個性なので人によって違う」という考え方は、私と全く同じ考え方で共感しました。
私が毎日ブログで発信するビジネス書の書評も、「大杉さんの評価や個性が出ていない」という声もありますが、私は敢えて「著者が何を伝えたいのか」だけにフォーカスして書評を書いています。
トークショー後半に、今後の目標と夢について伺いました。沖本さんの目標は、当面は、3月10日(土)・11日(日)の出版記念講演会を開催することと、少しタイミングをずらした出版キャンペーンを行うことです。
そして中長期の目標は、「5分会議」によって、世界の会議をよくしたい、ということです。国会中継を見ても、相撲協会のゴタゴタを見ても、全くダメな会議になっていて、出来るだけ多く「5分会議」を伝えられる講師を輩出したいそうです。
最終的には「世界の会議を変える」という壮大な目標を掲げていらっしゃいます。
夢は、「135歳以上まで生きること」。普通では実現できそうもないから「夢」ということですが、「135歳で殺さないでください。135歳以上です。」と強調されていて、その本気度が伝わってきました。
かなり突っ込んだ話まで、ざっくばらんに語っていただき、参加者の皆さんも、私自身も、大きな刺激を受けると同時に、たいへん勉強になりました。
最後に、質疑応答を行い、懇親会にて皆さんで交流を深めました。懇親会の途中で記念撮影をしたのがこちらです。
また、参加者の皆さん同士で個別の懇談や写真撮影なども行い、和気あいあいと盛り上がった雰囲気でした。
ご参加いただきました皆さま、ほんとうにありがとうございました。
会場を後にする前に、ゲストの沖本るり子さんと記念撮影。神保町・ブックハウスカフェは、子どもの絵本が何でも揃う素敵なお店です。ぜひ一度、いらしてください。
この「ブックハウスカフェ」にて、私、大杉潤がプロデュースした、2017年6月の第1回イベントから、2018年1月の第8回イベント、および9月・12月に開催した土日昼のイベントの様子は、以下のブログ記事(日付順)をご参照ください。
また、沖本るり子さんの最新刊著書と、大杉潤のブログに掲載された2017年12月25日付の書評記事はこちらです。
また、大杉潤の著書はこちら。
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では、今日もハッピーな1日を