2017年5月5日に、神保町の老舗書店1階に「ブックハウスカフェ」が誕生しました。
そして翌6月より、毎月1回、私、大杉潤プロデュースによるイベントを、「ブックハウスカフェ」にて開催することとなり、その第1弾として、下記の通り、「牛窪万里子トークショー~新しい働き方への道」を開催しました。
1.日 時; 2017年6月29日(木)19:00~21:00
2.場 所; 神保町「ブックハウスカフェ」
東京都千代田区神田神保町2-5北沢ビル
3.内 容; 牛窪万里子トークショー (聞き手: 大杉 潤)
(テーマ) 新しい働き方への道
4.参加費; 3,000円(ワンドリンク付)
5.書 籍; 『仕事ができる人は「声」が違う!』(牛窪万里子・すばる舎)を販売
6.その他; トークショー終了後に懇親会(ドリンク付)
18:30受付開始、19:00スタートに先立ち、早めに会場入りして、設営の確認とPC、プロジェクターのセッティング、本番の進行について、ゲストの牛窪万里子さん、オーナーの今本義子さん、進行およびプロデュースの私、大杉潤で打ち合わせを行いました。
また、入口看板、案内チラシも、このように綺麗に設置されていました。
そして、18:30に受付を開始し、参加者が続々と来場。受付テーブルに、牛窪万里子さんの著書および大杉潤のデビュー作も並べて書籍販売も行いました。
そして19:00にいよいよトークショーが開始されました。「ブックハウスカフェ」のオーナー、今本義子さんがご挨拶した後、私より、本日のゲスト・牛窪万里子さんを紹介しました。
トークショーは、第1部と第2部に分かれ、間に約20分間の「声」に関するミニ講座を行う、という構成で進行しました。トークはこんな感じで行いました。
第1部ではまず、学生時代のこと、大学卒業後にサントリーに入社した理由、サントリー勤務時代の仕事などについて、話していただきました。
サントリーは文化事業に興味を持って選び、サントリーホールでの企画などを希望されたそうですが、配属になったのは何と経理部。会社の経営数字を扱う地味な仕事だったそうです。
ただ、ここで数字の勉強ができたことが、後の会社経営にとても役に立った、と言います。「与えられた目の前の仕事に取り組んで、無駄だったことはひとつもない」という言葉が印象的でした。
しかしながら、サントリーではプレゼンやコミュニケーションに苦労して、NHKアナウンススクールの1期生募集に申し込んで通うようになります。そしてオーディションを受けて、フリーでNHK横浜放送局のキャスターになったそうです。
地方局のキャスターは、番組の企画から、現場でのカメラマンなどへの指示、戻ってからの編集まで、番組制作の全てを任される仕事で、ここで積んだ経験が、現在の自分の土台を作った、と言います。
さらに、会社を設立した経緯や、立ち上がりはアナウンサースクール事業から始めたこと、そしてその後、ラジオ、司会、講演、企業研修などへ仕事の幅を広げていった話を伺いました。
とくに、現在のラジオ番組が始まった経緯の話は面白かったです。
そして、出版社のすばる舎の社長さま、担当編集者さまも出席される中で、3冊目となる今回の本に込めた思いをお聞きして、感銘を受けました。
第1部の最後では、牛窪万里子さんが経営する会社、株式会社メリディアンプロモーションが、総務省の「テレワーク企業」に登録をしたことから、「テレワーク」について伺いました。アナウンサー事務所としては、最初の登録企業になったそうです。
「テレワーク」とは、ICT(情報通信技術)を活用した、時間や場所にとらわれない柔軟な働き方のことです。牛窪さんの会社には現在、10名のアナウンサーが所属しているそうですが、全員が独立したプロとして、各自が別の場所で働く「テレワーク」を、会社設立時から実践しているそうです。
コミュニケーションの取り方は、SNSを使って、Facebook 非公開グループや、LINE のグループ・チャットを駆使して、問題なく運営できている、と説明されました。まさに、「新しい働き方」のひとつの手本です。
総務省では、「テレワークの推進」のため、2020年までの毎年7月24日を「テレワークDAY」と定めたそうです。因みに、2020年7月24日が東京オリンピックの開会式にあたり、その時までに通勤ラッシュによる交通渋滞・混雑を緩和する、という目標を掲げています。
今回の会場にも、総務省の「テレワークDAY」のポスターを掲示し、チラシも配布いたしました。
トークショー開始から1時間経ったところで、第2部の前に、約20分間の「声に関するミニ講座」を実施しました。
強調したい「言葉」はどのように発声すればよいか、会場の方に尋ねます。まさかと油断していたら、進行役の私も当てられて、見事に不正解でした。
大きな声にしたり、ゆっくり発音したりということもありますが、プロのアナウンサーは「高い音」で発声する、ということです。とくに短い文章の時は、その方が滑らかで綺麗に聞こえます。
続いて、全員が起立して、「腹式呼吸」による発声を体験しました。お腹の膨らみを意識しながら、まず思い切り息を吐いてから吸う、を繰り返します。とくに長く吐いて発声することをプロのアナウンサーは求められるそうです。
そして、皆さんの気分が転換されて、集中力が戻ったところで、いよいよ第2部では、「これからの夢・目標」を聞きました。
牛窪万里子さんの夢は、一つは自分の番組というメディアを持って発信すること。インターネットTVも出てきたので、今後はいつでも可能な環境になっています。
そして二つ目は、海外から日本でのコミュニケーションの取り方、とくに海外との違いを教えたり、発信したい、ということです。例えば、シンガポールには日本人が学ぶところも多くできてきていて、そこにいる学生たちに向けた発信です。
第2部の最後にお聞きしたのは、これまで経験してきた「働き方」を踏まえて、皆さんに伝えたいメッセージ。
牛窪万里子さんは、これまでの経験をもとに、教訓として、次の「五箇条」を、パワーポイントの画面を使って、伝えてくれました。
1.まずは与えられた仕事に没頭して、そこから何かを得る
2.変化を求める
3.困難に立ち向かう強い気持ちを持つ
「問題は解決とともにやってくる」
4.「自分は今のままでは終わらない」というチャレンジ精神
5.求めていれば、必ず与えられる
とても、参加者の皆さんの心に響くメッセージでした。私はとくに、3番目の「問題は解決ともにやってくる」という、経営者でもあった牛窪さんのお父様の言葉が、強く共感を覚え、深く心に刻まれました。
この後、質疑応答を行いましたが、多くの方々から活発に質問が寄せられ、牛窪さんも本音で解答をされて、とても有意義な場となりました。
トークショーはちょうど予定の2時間で終了となり、場所を1階のカフェに移して、ドリンクを飲みながらの懇親会が行われました。懇親会でも、習ったばかりの「腹式呼吸」による発声をしながら写真撮影をするなど、とても楽しい雰囲気でした。
また、牛窪万里子さんの用意した本は完売。私の本も多くの方々に購入いただき、サイン会も行いました。
また、ご夫婦で参加してくださった方もいて、牛窪さんと私も入って記念撮影を行いました。
今回参加いただいた皆さまからは、新しくなった「ブックハウスカフェ」がとてもいいスペースで、ぜひイベントに使いたい、ゆっくりお茶を飲みながら本を選びに来たい、という声をたくさんいただきました。
そして、来月のイベントである「マッピーのカフェラジオ公開収録」のゲスト、上杉惠理子さんも参加してくれました。オーナーの今本義子さん、私と記念撮影。来月のイベントは、7月28日(金)19:00から、この「ブックハウスカフェ」にて開催します。
上杉惠理子さんは、「きものは日本女性最強の勝負服!」と提唱している、和装イメージ・コンサルタントです。
さらに、8月のイベントは、その翌週で、8月4日(金)19:00から、「石井めぐみトークショー」を行います。女優から、国立市の市議会議員に転身し、さまざまな活動をする「新しい働き方」について語ってくれます。
今回の「牛窪万里子トークショー」にご参加いただきました皆さん、ほんとうにありがとうございました。
これからも、神保町「ブックハウスカフェ」のイベントを、どうか、よろしくお願いいたします。私、大杉潤も毎月、全力でイベントのプロデュースを行って参ります。
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では、今日もハッピーな1日を