投資目的ではない別荘について、他には取って変えられないものがある、と述べて、自ら14年間の別荘生活を紹介しながら、大切なポイントを提示している本があります。
本日紹介するのは、日系・外資系の金融機関に勤務の後、文部科学省公益法人東京事務所長を務め、ボランティアで、国立大学附属小中同窓会理事として活動する有栖川豪さんが書いた、こちらの書籍です。
有栖川豪『別荘を買って気づいた大切なこと』(General Intelligence)
この本は、別荘を持つことについて、「違う空間をもつこと」、「違う時間をもつこと」、「ホテルとの違い」など、別荘を販売している営業の方、別荘のある地域を管理している役所の方、別荘を買ってみたいけれど悩んでいる方に向けて書かれた電子書籍です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.はじめに
2.本文(別荘を持つ)
3.各地の特徴(軽井沢・草津・越後湯沢・苗場)
4.苗場の生活
5.終わりに
この本の冒頭で著者が述べている「別荘を持つ」ことについて大切なポイントとして、以下のようなものがあります。
◆ 違う空間をもつこと
◆ 違う時間をもつこと
◆ 四季を味わうこと
◆ 繰り返し訪れること
◆ 拠点としての別荘
◆ 災害時の避難場所
◆ 想い出の蓄積
◆ 自宅からの距離
また本書では、著者が購入を検討した4箇所の別荘地(軽井沢・草津・越後湯沢・苗場)について、それぞれの特徴やメリット・デメリットが比較出来て興味深い分析が記載されています。
そして何といってもこの本で参考になるのは、著者の家族が実際に苗場の別荘(リゾートマンション)を所有して活用した14年間の記録です。
詳細について知りたい方は、ぜひ本書をダウンロードしてお読みください。
私がとくに参考になったのは、著者の14年間の別荘利用日数の実績推移で、以下に挙げておきます。
◆ 1年目 45泊
◆ 2年目 44泊
◆ 3年目 33泊
◆ 4年目 23泊
◆ 5年目 27泊
◆ 6年目・7年目・8年目 各23泊
◆ 9年目 24泊
◆ 10年目 23泊
◆ 11年目 6泊
◆ 12年目 7泊
◆ 13年目 23泊
これはなかなか興味深い数字で、苗場という東京から比較的アクセスのよい場所で、しかも管理に手間がかからないリゾートマンションでも、徐々に利用日数が減少してきています。
なぜが年間23泊という数字が5年間もあり、24泊・27泊の年も加えれば、約半分の時期が、月2泊平均の利用というペースです。
やはり現役で仕事をしている世代で、家族での利用となると、月に1回、週末に利用できればいい、という感じでしょうか。
あなたも本書を読んで、「別荘を持つ」ということの意味と実態を、リアルに学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!