「ひどい上司がいるから辞める、というのは一番もったいないと強く思います。理由は簡単。どこの会社にもどんな職場にもひどい上司はいるからです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1954年大阪府生まれ、早稲田大学商学部卒業後、三井物産に23年間勤務した後、転職してホリプロ取締役、リンクステーション副社長を経て独立し、現在は一般社団法人彩志義塾・代表理事の古川裕倫さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
古川裕倫『バカ上司の取扱説明書』(SB新書)
この本は、ひどい上司を次の3タイプに分類して、それぞれに対して対応を変えることを説明している書です。
◆ イヤな上司: 威張る、ゴマをするなど主に「性格」の問題を抱える上司
◆ ダメ上司: 決断力がない、記憶力に乏しいというような業務遂行「能力」の問題を抱える上司
◆ バカ上司: 責任を取らないなどという、仕事への「姿勢」の問題を抱える上司
本書は以下の6部構成から成っています。
1.ひどい上司はどこにでもいる
2.ひどい上司の問題点と対策
3.得をするための部下の心得
4.攻撃されないように信頼を築く
5.丸腰で戦うのはアホ。入念な準備をするのが賢い
6.会社人人生を楽しむ方法
この本の冒頭で著者は、「イヤな上司」と「ダメ上司」は、工夫をしたりある程度の我慢をすればうまく乗り切ることが出来る、としています。
しかしながら、姿勢に問題がある「バカ上司」は、自分で欠点や弱点に気づいていてもそれを改めないし、そもそも部下の言うことなど聞く必要がないと思い込んでいます。
結論として、バカ上司には、時として戦う必要がある、と著者は述べています。
この本の中盤以降では、ひどい上司の問題点と対策、得をする部下の心得、攻撃をされないように信頼関係を築くコツ、入念な準備などについて解説されています。
そして「バカ上司」とは、しっかり準備をして「戦う」ために戦略を立てることを勧めています。戦略は、「孫子の兵法」で理想とする「戦わずして勝つ」こと、「負けない戦いをする」ことです。
しかし、完膚なきまで潰すのではなく、逃げ道は作ってあげて、その戦いを上司の上司に報告しなさい、ということです。
本書の最後には、自分を高めるために、以下の通り「学びの3原則」が紹介されています。
1.仕事から学ぶ
2.人から学ぶ
3.書物から学ぶ
この3原則は、私も全く同感です。
あなたも本書を読んで、バカ上司に対する対策を、しっかり準備しておきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を