あこがれの職業である航空会社のCA(キャビン・アテンダント=客室乗務員)になるためのエントリーシートが書けるようになる電子書籍が出版されました。
本日紹介するのは、震災ボランティアから立ち上がったインタビュー自伝「聴き書きブックス」プロジェクトの運営、書き手を担当している眞理智子さんが書いた、こちらの新刊電子書籍です。
眞理智子『あの企業と両想いになる CAになるためのエントリーシート書き方講座(2017年度版)』(金風舎)
この本は、「この仕事に就きたい、興味がある」という自分の気持ちをちゃんとくみ取って、かつ、本書を買って読むという行動を起こしている人なら全員、「CAになるためのエントリーシート」は書けるようになります、と冒頭で言い切っているのが凄いです。
本書は、以下の4部構成になっています。
1.「エントリーシートの書き方」を知ると、企業と両想いになる
2.「両想いライティングメソッド」を使ったCAになるまでの11の通過ポイント
3.「両想いライティングメソッド」を使ってエントリーシートを作る
4.エントリーシートの後に
そして巻末には、以下の付録が盛り沢山に付いていてお得感も満載です。
◆ 自分を知る「自分表」を作る
◆ まとめシート
◆ 相手を知る「相手表」を作る
さらに「おまけ」として、特別付録; 面接を受ける人だけが知らない「面接官のたった一つの秘密」まで掲載されています。
私は大手金融機関をはじめ、様々な業種で採用の面接官をやってきましたが、この「面接官のたった一つの秘密」は当たっていて、なかなか核心を付いています。
中味は本書を読んでの「お楽しみ」とさせていただきますが、ここまで至れり尽くせりの書籍はないでしょう。「大手上場企業の面接官も参った!」というクオリティの中味です。
この本の最も優れているところは、とにかく就活生の立場に立って分かりやすく書かれているところです。
タイトルの通り、「エントリーシートの書き方」については、これでもかというくらい手順がきめ細かく、且つ、大切な点は漏らすことなく丁寧に書かれています。
一般的に、就職活動においては「自己分析」が大切だと、いろんな方々から指導・助言されるわけですが、具体的にどう分析したらよいか分からない、というのが大学生の大半ではないでしょうか。
そこを本書では、「自分表」や「まとめ表」などのツールを具体的に提示して、実践的に教えてくれます。そして、「就職活動」すなわち、企業にとっての「採用活動」の本質である、「両想いになる」というキーワードは素晴らしいのひと言です。
そして、本書で提示している「相手の立場を通して自分を見る」というのは、就職活動を成功させるための要諦と言えるものです。企業はまさにそういう学生を選ぶからです。
本書には「俯瞰してみる」というメソッドも出てくるのですが、「視点移動」というのは、ユニクロや楽天グループのクリエイティブ・ディレクションを手掛ける佐藤可士和さんが駆使していると、自らの著書で述べている手法と同じです。
http://bit.ly/1O1GA3B (2015年2月15日付ブログに掲載した書評)
http://bit.ly/1NoOEiE (2015年1月13日付ブログに掲載した書評)
そういう意味で実は、本書には「CAになるためのエントリーシートの書き方」だけではなくて、アナウンサーでも総合商社でも大手金融機関でも、どこにでも通用する「就職活動の必勝テクニック」が書かれています。
あなたがもし就職活動を控えている大学生なら、CA志望の方はもちろん、どんな業種のどの企業を目指す方でも、本書を手に入れ、志望企業と両想いになるノウハウを獲得することをお薦めします。
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では、今日もハッピーな1日を