書評ブログ

『99.9%は幸せの素人』

「幸せな人と不幸な人がいます。この違いはいったい何によるものでしうか。」と問いかけ、「その答えはとても簡単です。『幸せになるための授業を受けたか、受けていないか』の差だけです。」と述べている本があります。

 

 

本日紹介するのは、「好きな時に、好きな場所で、好きなシゴトをする個人を創る」をコンセプトに活動し、講演会、勉強会、ビジネスプロデュースを行っているベストセラー作家星渉さんと、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授前野隆司さんの共著である、こちらの新刊書籍です。

 

 

星 渉・前野隆司『99.9%は幸せの素人』(KADOKAWA)

 

 

この本は、最先端の脳科学、心理学、幸福学に裏付けされた「科学的に幸せになる」具体的な方法を紹介・解説している書です。

 

 

 

本書は以下の9部構成から成っています。

 

 

1.あなたの信じていることが全て嘘だとしたら

 

2.「お金が全てじゃない」を言い訳にしたい

 

3.嫌われる勇気は不幸の始まり

 

4.努力する気がないなら結婚してはいけない

 

5.「ポジティブ思考」という病から抜け出す

 

 

 

6.科学的に行動量を増やして努力を継続させる

 

7.あなたの幸せ偏差値を科学的に測定する

 

8.働きながら幸せになるという反則技

 

9.人類史上最高に幸せになれる時代

 

 

 

この本の冒頭で著者は、「私たちが正しいと思っていることが、実は私たちを苦しめていたり、私たちに損をさせている」と述べています。

 

 

 

次に、お金と幸福との関係について、以下のポイントを説明しています。

 

 

◆ 年収800万円までは人を幸せにするが、年収が2倍になっても幸福度は9%しか上昇しない

 

◆ 感動する思い出となる体験や経験にお金を使うと幸福度が高まり、長続きする

 

◆ 他人のためにお金を使うと、自分のために使うより幸福度が高まる、金額の大きさは関係ない

 

◆ 人にお金を使う(分ける)ほど、自分は豊かだと脳が認識して幸福感が高まる

 

 

 

続いて、人間関係と幸せの関係について次のようなポイントを指摘しています。

 

 

◆ 人生の幸福度を決めるのは「温かな人間関係」で、収入も増え、仕事や人生で成功する

 

◆「人を愛する力」が温かな人間関係を構築する

 

◆ 友達は数よりも多様性が幸福度に影響を与える

 

◆ 幸福度が高い人の周りに住む人は幸福度が高い(幸福は伝染する)

 

 

 

本書の中盤では、パートナーと幸福度の関係および「ポジティブ思考」について考察しています。私がとくに共感する点は以下の通り。

 

 

◆ パートナーとの幸福度は自分の努力次第、幸せになるための努力なしでは幸せが増えることはない

 

◆ 毎月、定期的にパートナーとミーティングをし、毎月改善しよう

 

◆「性格の一致」よりも「価値観の一致」が重要

 

◆ パートナーがつらい時に寄り添うよりも、うれしい出来事があった時に最大限の喜びを表現しよう

 

 

 

◆ 幸福度は、ポジティブ勘定、ネガティブ感情、人生満足度が影響している

 

◆ 手に負えない心配事が実際に起こる確率はたった3%

 

◆ 心配なこと、不安なことは記録に残す

 

◆ 人生満足度は、自分をどれだけ受け入れられるかが影響する

 

 

 

この本の後半では、行動の量・継続と幸せについて、また「幸せ偏差値」の科学的な測定について、以下の通りポイントを解説しています。

 

 

◆ 幸福感が長続きしない「地位財」と長続きする「非地位財」がある

 

◆ 地位財は人を行動的にし、非地位財は人に継続する力を与えてくれる

 

◆「好きなこと」「得意なこと」「世の中の役に立つこと」「収入が得られること」の4つが重なる生き方が「究極の生きがい」

 

◆ 人生100年時代、幸せな生き方は何歳からでもできる

 

 

 

上記の中でとくに感銘を受けたのは3番目にある「IKIGAIベン図」という考え方です。下の図で4つが重なる部分「生きがい」になるというもので、確かにその通りだと共感しました。

 

   

 

 

 

本書の後半では、働きながら幸せになることについて、次のように整理していて、勇気がもらえます。

 

 

 

◆ 目標や夢は「実現すること」よりも、「持つこと」が大事

 

◆ 仕事を幸福度が高い「コーリング」にするため、➀関わる人数を増やす、②仕事の意味を拡大する、③一手間の変化を加える

 

◆ 集中力が妨げられない環境を作ると幸福度が増す

 

◆ 翌日の仕事の理想の展開を妄想して寝ると幸福度が高まる

 

 

 

この本の最後で著者は、「これからの学びは幸せになっていくための学びだ」と指摘し、「幸せを自分で掴み取れる時代」になったと述べています。

 

 

 

それは現代人は人類史上最高に幸福学の研究成果を享受できるからだ、ということです。

 

 

 

あなたも本書を読んで、早く「自分の幸せの軸」を見つけ、毎日が幸せだと実感して過ごす人生にしませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【2485日目】