「60歳すぎたら、人生のエンディングに向けて、もっと自分らしく生きましょう。」、「何をやめたらよいのか、どうやって捨てたらよいのか。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、人生の最終章を生きる大人の知恵袋というコンセプトで刊行された、こちらのTJムック本です。
『60歳すぎたらやめて幸せになれる100のこと』(宝島社)
この本は、暮らしの達人や人生の先輩方に「やめて幸せになれる100のこと」を聞いて紹介している書です。
本書は以下の10部構成から成っています。
1.こんなに楽になった「やめる」「捨てる」100のリスト
2.付き合い
3.健康
4.家族
5.お金
6.暮らし
7.見栄
8.家事
9.台所仕事
10.準備
この本の冒頭では、歌手・女優の中尾ミエさんのインタビューが掲載されています。主なポイントは次の通り。
◆ 60歳の頃に環境をリセット
◆ お葬式もしなくていい、生前葬なら楽しみ!
◆ 苦手なことをするのをやめて人任せでいい
◆ 孤独より煩わしさ、近所付き合いは大切に
◆ 執着をせず、流れに逆らわず、軽やかに
本書の前半では、毎日の家事や家計の管理、人間関係のしがらみ、ものや健康への執着、あなたの見栄やプライドなど、負担が増していたこれらを解決するプロのアドバイスや既に実行している人たちの具体策やアイデアを紹介する手順を示し、「付き合い」「健康」「家族」について、以下のポイントを紹介・説明しています。
◆ 冠婚葬祭を失礼する
◆ 年賀状じまい
◆ 客用のふとん、食器
◆ 酒席や会食を断る
◆ 人間ドックや定期健診
◆ 無農薬や無添加へのこだわり
◆ 過度な運動は危険
◆ 延命治療は拒否
◆ 一緒の部屋で寝ない、安眠を
◆ 熟年離婚は失うものが多い
◆ 子ども、孫、親戚との距離の取り方
◆ 親の法事はそっと故人を偲ぶ形に
この本の中盤では、「お金」「暮らし」「見栄」について、やめるべき、捨てるべきリストを提示・解説しています。私も共感する主なポイントは以下の通り。
◆ 老後の不安に付け込む保険
◆ 不要なクレジットカード
◆ 自立した子どもの援助
◆ 生前贈与は慎重に
◆ 歳暮、中元、季節の行事
◆ 大掃除とおせち作り
◆ 固定電話とダイレクトメール
◆ 運転免許証の自主返納
◆ 一生もの、ブランドもの
◆ 服は制服化して選ばない、買わない
◆ シャンプーのし過ぎ
◆ 大きい傘、高価な傘
本書の後半では、「家事」「台所仕事」「準備」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ アイロンかけ
◆ テーブルマット
◆ 買い置きは不要
◆ 生前整理しない
◆ 調味料や粉物の詰め替えは無駄が多い
◆ 揚げ物は危険
◆ 個人用食器やカトラリーの共通化
◆ 炊飯器を手放す人も増加
◆ 仏壇はなくても偲べる
◆ 墓じまい
◆ 住み替え、引っ越しは慎重に
◆ 老人ホームより最期まで自宅で過ごす準備
この本の締めくくりとして、次の3名のアドバイスが掲載されていて参考になります。
◆ ショコラ(人気ブロガー)
◆ 下村志保美(ライフオーガナイザー)
◆ 大愚元勝(和尚)
あなたも本書を読んで、60歳すぎたらやめて幸せになることをチェックして、自分に合うものを実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2699日目】