書評ブログ

『60歳からの起業の教科書』で学ぼう!

「定年後に本当の人生を味わう時代」が来たことを提唱する本があります。

 

 

64歳で子会社の社長を退任し、すぐにテレビショッピングの会社を起業して急成長させた岡田たけ志さんが書いた、こちらの本を今日は紹介します。

 

 

岡田たけ志『60歳からの起業の教科書』(ATパブリケーション)

 

 

この本は、「60歳定年」によってナイガイから子会社のナイガイ・イムに転籍し、そこで社長としてテレビショッピング事業を立ち上げ急成長させた著者の体験をベースに書かれています。

 

 

とくに64歳で、まだまだ仕事ができるし事業意欲も満々だったにも関わらず、企業社会の論理でそれが叶わなかったことから、自ら64歳でテレビショッピング会社を起業した体験や思いを本書には込めています。

 

 

 

本書は以下の4部構成から成っています。

 

 

1.64歳起業へ、躊躇なし

 

2.60歳起業成功のチェックポイント

 

3.生涯、社会貢献

 

4.定年起業時代の生き方

 

 

著者が手がけた事業は、主として「ユニバーサルファッション」と呼ばれる、高齢者向けの着脱が簡易にできて、かつデザイン性にも優れたファッションを扱っています。

 

 

著者の岡田さんは早くからユニバーサルファッション協会の会員や理事として活動し、事業として取り組んできました。

 

 

本書の中で紹介されている以下の「ユニバーサルデザイン7つの原則」はとても興味深いものです。

 

 

1.誰でも公平に使用できること

 

2.使う上での自由度が高いこと

 

3.簡単で直感的にわかる使用方法となっていること

 

4.必要な情報がすぐに理解できること

 

5.うっかりエラーや危険に繋がらないデザインであること

 

6.無理な姿勢や強い力なしに楽に使用できること

 

7.接近して使える寸法、空間になっていること

 

 

これらの原則をファッション事業に落とし込んで研究して出来上がったのが「ユニバーサルファッション」ということです。

 

 

 

また本書の後半では、「60歳起業」を成功させる8つのポイントを提唱していて、大変参考になるので以下に紹介します。

 

 

1.プレゼンテーション能力

 

2.数字力

 

3.資金力

 

4.女性活用

 

5.パートナー

 

6.幅広い業務経験

 

7.在職中の覚悟

 

8.社会貢献の視点

 

 

以上のそれぞれのポイントについて、本書ではかなり詳しく説明されていますので、興味ある方はぜひ本書をお読みください。

 

 

最後に、68歳になった著者が、今後の事業計画や人生設計について思いを述べています。今や「平均寿命」よりも「健康寿命」が大切で、できる限り生涯現役で経営をしていくことをめざしています。

 

 

さらに、80歳からが人生をどうしようかと考える時期で、少なくともそれまでは現役で仕事をという思いです。著者も先般紹介した田中真澄さんと同様、「人生100時代」と考えて、将来を設計すべきと述べています。

 

 

あなたも本書を読んで、「人生100年時代」を展望して、「定年起業」を考えてみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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