書評ブログ

『50代からの「幸せ」設計図』

「みなさんの周りでも、同じ50代でも日々、幸せに過ごし、満ち足りた人生を送っている人はたくさんいます。」と述べている本があります。

 

その秘訣は、「イヤなことをやめて、自分のやりたいことをやる」ことです。どんな人でも、自分自身の気持ちを大切にし、人生を楽しんで生きる権利があります、と続けています。

 

本日紹介するのは、三重県生まれ、立命館大学卒業、大学在学中に公認会計士試験に合格し、有限責任監査法人トーマツ勤務を経て経営コンサルタントとして独立、さまざまなビジネスのプロデュースに携わり、300人の「稼ぐ経営者」を育成してきた「YouTube図書館」運営、公認会計士、税理士、作家金川顕教さんが書いた、こちらの書籍です。

 

金川顕教『50代からの「幸せ」設計図』(ごま書房新社)

 

この本は、財テクから人生論まで、さまざまな書籍を読んでいますが、多くの成功者が語る中から、著者自身が「確かにそうだな」と学んだこと、実際に自分で実践して納得したこと、それらを咀嚼して「こういう50代を目指したい」と思う生き方、素敵な50代を生きるヒントを1冊にまとめて紹介している本です。

 

本書は以下の6部構成から成っています。

1.メンタル編

2.仕事編

3.人間関係編

4.余暇&健康編

5.お金編

6.今後の人生編

 

この本の冒頭で著者は、「イヤなことをやめて、わがままに生きる権利が50代にはあるのです!」「人生が終わったと思う50代ではなく、この本が『これから人生が始まる』と思える50代を過ごすため、その一歩を踏み出すキッカケになれば幸いです。」と述べています。

 

本書の前半では、「メンタル編について、以下のポイントを説明しています。

◆ 物事は何でも捉え方次第

◆「まぁいいか」と考えて余裕を持つ

◆ 今を生きていること自体が幸せ

◆ 楽しみを持つことは生きる強みに

 

◆ ストレスに強いのは、「いい加減になれる」人

◆ 人と自分を比べることは、全く意味がない

◆ 人生に「テーマを持つこと」が重要

◆ 最善を尽くすことで運命を変えることができる

 

この本の中盤では、「仕事編」「人間関係編」および「余暇&健康編」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

◆「やりたいこと」「得意なこと」「求められること」の3条件が重なる仕事を

◆ 仕事の「勘所」を押さえる

◆「希少な人材」になり、「あなただから、お願いしたい」と言われる存在に

◆ 退職後も第二の人生の収入源をもって稼ぎ続ける

 

◆ 幸せを感じられる人には、周りから人が寄ってくる

◆ 仕事よりも「家庭生活」を優先にシフトする

◆ 年下から学ぶ柔軟な姿勢を

◆ 時間の天引きをする

 

◆ アウトドア系とインドア系の両方の趣味を持つ

◆ 世界中の人に発信する

◆ 50代からの旅は、滞在型がおすすめ

◆ どんな時でも朝は同じ時間に起きる

 

本書の後半では、「お金編」および「今後の人生編」について考察しています。主なポイントは以下の通り。

◆ お金を残すよりも使うことを意識する

◆ 夫婦で老後の生活や家計のことを話す

◆ 暮らしをサイズダウンしてコンパクトにする

◆ 投資信託を活用して、インフレ率を上回る資産運用を

 

◆ 投資は手堅い「投資信託」「つみたてNISA」「i DeCo」を利用する

◆ 今の生活を豊かにすることにお金を使う

◆ 心の若さを保つために、勉強する習慣を

◆ 新しいことを始める勇気を持つ

 

この本の締めくくりとして著者は、後悔せず自分の人生に満足するためにも、「今、行動することが大切」なのです、と述べています。

 

あなたも本書を読んで、50代からの「幸せ」設計図を描いて、人生後半をスタートさせませんか。

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3268日目】