「僕の生活水準は年を追うごとにどんどん質素になっています。」「僕は今年で31歳になります。30歳になる前に結婚をして、妻と2人で賃貸暮らしをしています。現在は、毎月の生活に係るお金は2人で13万円ほどです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1991年生まれ、中南米を放浪するため大学を1年休学して卒業し、地元企業に営業職として入社、その後年収ダウンの未経験業種へ転職、会社員として働きながら質素倹約生活と副業を始め、自身のライフスタイルをまとめたブログ「きっと何者にもなれない僕たち」(通称:なにおれ)をスタートし、月10万人に読まれる人気ブログとなった、なにおれさんが書いた、こちらの書籍です。
なにおれ『31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。』(大和出版)
この本は、著者が生きづらさの中でもがきながら考えてきたことや試してきたことから、より実践的な生き方のヒントをまとめた書です。
本書は以下の4部構成から成っています。
1.少ないお金で暮らすから、自分らしく生きられる
2.生活自給スキルを磨けば、豊かに暮らせる
3.やりたくない仕事を辞めると、楽しく暮らせる
4.お金を貯めるから、理想が現実になる
この本の冒頭で著者は、「本書は、社会で生きづらさを感じている人が、自分らしく生きられるようになるまでの方向を指し示す『コンパス』になる」と述べています。
本書の前半では、「少ないお金で暮らすから、自分らしく生きられる」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 自分らしく生きるための3つの要素は、①生活自給スキルを磨く、②やりたくない仕事以外でお金を稼げるようになる、③お金を貯める
◆ 少ないお金でも楽しく暮らすのノウハウを蓄積
◆「お金の不安」の正体は、普通の生活すらできなくなるという漠然とした恐怖
◆ 最低限の生活コストを見える化する
◆ いくら稼ぐかより、いくらで暮らすか
◆ 欲しいものは自分で作る努力をする
◆ 手間をかける面白さに気づく
◆「自分はこうありたい!」と強く願い、行動で実現すると自信が生まれ幸せになる
この本の中盤では、「生活自給スキルを磨けば、豊かに暮らせる」および「やりたくない仕事を辞めると、楽しく暮らせる」について考察しています。主なポイントは次の通り。
◆ 住居費を低く抑えられれば、幸せになれる
◆「質素」と「粗末」は違う
◆ 食卓を彩るものはいいものを
◆ 金銭的なリターンが事前に計算できることが自己投資の条件
◆「場所 × 時間 × 食事 × 目的」がアイデア発想法
◆ 何でもないことをお祝いする
◆ やりたくない仕事は期限を決める
◆ 副業で大切なのは「自分の仕事の意味を感じあっれること」
◆ なりたい自分になるために努力をする
◆ 最低限生活できるだけ稼げればいい
◆ 得意なことは自然と後から見つかる
◆ 100点満点の人生などない
本書の後半では、「お金を貯めるから、理想が現実になる」について解説しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ お金の正体は、超万能な交換ツール
◆ お金は選択肢を持てるから豊かになる
◆「いつでも自分らしく生きられる」という選択肢
◆ 副業より先にやすべきなのは「節約」、再現性と即効性がある
◆ 未来の自分を前提に貯金計画を立てる
◆ 貯金計画を立てるのは、自分が望む生き方を目指す意思表示
◆ 夫婦でお金を貯めるには、二人で一緒に考えること
◆ 全世界の企業に分散された商品に20~30年の超長期で積立投資をする
この本の締めくくりとして著者は、「自分の欲しいものを自分で作ることができ、たくさんのお金を稼げずとも使命感を持てる仕事さえあれば、人生なんとでもなる」と述べています。
あなたも本書を読んで、「質素で最強の生き方」を学び、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2958日目】