「投資で成功したいなら、まず “どう生きるか” を考えよ」― そんなメッセージに、思わず背筋が伸びる方も多いのではないでしょうか。
本日紹介するのは、1956年、広島県生まれ、慶應義塾大学卒、業界紙記者などを経てフリージャーナリストとして独立。トヨタ式の普及で有名な若松義人氏の会社の顧問として、トヨタ式の実践現場や、大野耐一氏直系のトヨタマンを幅広く取材、トヨタ式の書籍やテキストなどの制作を主導した。一方でスティーブ・ジョブズやジェフ・ベゾス、イーロン・マスクなどの起業家や、ウォーレン・バフェットなどの投資家、本田宗一郎や松下幸之助など成功した経営者の研究をライフワークとし、人材育成から成功法まで鋭い発信を続けている経済・経営ジャーナリストで、世界一の投資家として知られる ウォーレン・バフェット の“言葉” に焦点を当て、その思考と哲学をわかりやすく編んだ、こちらの一冊です。
桑原晃弥『資産24兆円の世界一の投資家 ウォーレン・バフェットの名言』(ぱる出版)
本書の魅力は、「投資のテクニック集」ではないところにあります。バフェットの言葉は、株式投資や金融の枠を超え、仕事・経営・人生そのものの指針として読者に迫ってきます。
長期視点、原則重視、自分で考え抜く姿勢 ― その一つひとつが、派手さはなくとも、何十年もブレずに成果を出し続けてきた理由なのだと、静かに教えてくれます。
本書は、以下の6部構成から成っています。
1.成功を望むなら成功にふさわしい人になれ
2.投資で成功するために本当に大切なこと
3.成功をもたらす企業はこう選ぶ
4.成功のコツは失敗から上手に学ぶこと
5.投資の常識に縛られるな
6.お金との賢い付き合い方
本書の前半では、「成功とは何か」「どういう人間であるべきか」という、バフェットの根本的な人生観が語られます。主なポイントは以下の通りです。
◆ 成功は、外から与えられるものではない
◆ 自分から始めなければ、何も動かない
◆ 一日一時間は、自分を磨くために使う
◆ まず自分自身が顧客になれ
◆ 成功に“ふさわしい人間”になる覚悟を持つ
この本の中盤では、投資家バフェットの真骨頂ともいえる、「考え方としての投資哲学」が示されます。主なポイントは次の通り。
◆ トレンドよりも原則を信じる
◆ ミスター・マーケットに振り回されない
◆ 素晴らしい企業を、まずまずの価格で買う
◆ 小論文が書けない企業は買うな
◆ 短期の値動きより、長期の価値を見る
本書の後半では、お金・失敗・常識との向き合い方が、人間味あふれる言葉で語られます。主なポイントは以下の通りです。
◆ 失敗から学べない人は成功できない
◆ 本を読むだけで、投資は上達しない
◆ 借金は人生の自由度を奪う
◆ 大きな財政的義務は、蓄えがあってこそ
◆ お金は目的ではなく、人生を支える道具
この本を読んで感じるのは、ウォーレン・バフェットは「投資家」である前に、「思想家」だということ。何に価値を置き、何を信じ、どんな時間軸で人生を考えるのか。
それが定まっているからこそ、結果として莫大な資産と信頼を築くことができたのだと、
その言葉の端々から伝わってきます。
投資をしている人はもちろん、仕事や人生の判断軸を持ちたい方にとっても、何度でも読み返したくなる一冊です。
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では、今日もハッピーな1日を!【3983日目】