「100歳まで生きるとわかっていたら、あなたは今の生き方をどう変えますか?」
「人生70年」と言われていましたが、それはもはや「ひと昔前」の常識です。医学や医療技術は日進月歩で発展・進化しており、衛生面に問題がない先進国では今も寿命が急激に伸びつつあります。
「100年人生設計」は無限の可能性を開く
100歳まで生きる人を英語では「センテナリアン」と呼びます。「1世紀生きる人」である「センテナリアン」として世界的有名人になったコメディアンのジョージ・バーンズさんは、冗談まじりにこう述べました。
「こんなに長生きすることがわかっていたら、もっと自分を大事にした人生を送っていればよかったな」
一般的にこれが、年を取ってから人が考えることでしょう。現在40歳の人は誰でも100歳まで生きる可能性があり、孫の世代となればさらに長生きするかも知れない、ということです。
この衝撃的な事実を知ったとき、人はひたつの反応に分かれる、と言います。
ひとつは、「胸おどらせてワクワクする」人。
もう一方は、「そんなに長生きしたら貯金が底をつく、健康状態が悪くなるばかりだ、家族の重荷になりたくない」と恐怖の色を浮かべる人。
人の肉体は100歳以上を生きられるハードウェアです。遺伝子としてその可能性を理解して受け入れれば、人生の幅は無限に広がっていきます。
そうした問題意識のもとに、寿命が延びたことを心から喜び、自分の可能性を100%発揮し、本当に満足のいく人生を送るための方法を提唱する「100年人生設計」の組み立て方を学んで行きましょう。
最良のテキストになるのが、健康管理の専門家でヘルスケアのコンサルタントであるエリック・プラスカーさんが書いた、こちらの本です。
エリック・プラスカー『100歳までの人生戦略-50歳なんてまだ昼の12時!』(WAVE出版)
この本はまず冒頭で、「100年ハッピーな人生設計評価表」という、現在の生活の評価表から始まっています。まずは、自分の現状把握から始めて、「100年人生設計」を立てていくということです。
100年人生変革三つの法則とは?
本書では、これまでの生き方とは違う選択肢があることに気づいて人生観や生活態度を変えれば、先人とは違う長寿ライフが待っている、と説いています。
「人生変革の法則」を実践することで、健康状態、財政状況、職業人生、家庭での人間関係は必ずよいものに変わります。
どの年代においても、健康面・経済面・感情面で充実した日々を送り、喜びに満ちた人生をまっとうするための準備となるようにするのが「100年人生設計」です。
本書によれば、「人生変革の法則」とは、以下の3つです。
1.変えるのは簡単だ、変えたいのならまず立ち上がろう
望んでいるものが何であっても、まずは「決意」することです。健康でも、家族や趣味であっても、残りの人生でそれを必ず手に入れると「決意」することです。
但し、「一歩ずつかなえていく」ことを忘れずに
2.一度に一つずつ変えることを選ぼう
最初から完璧を求めず、段階を追って変えていこう。今日の、そして未来の人生を輝かせるために何かを変えようとしても、結果はすぐには出ません。
未来の目標を達成するために一つひとつの行動を選択する、という意識が現在のあなたに自信と熱意を与えてくれます。覚えておきましょう。
3.理想とする「100年人生計設計」を念頭に置き、それに向かって自分を変えていく
今ここで自分を変えれば、脳の働きも、外見も、資産も、性生活も維持していくことができます。生き方を変えることで、理想とする「100年人生設計」を妥協なく生きられます。
「100年人生設計」-人生変革を持続させるための行動プラン
では、人生変革を持続していくにはどうすればよいでしょうか。本書では、以下の9つのパートに分けて、「100年人生設計」を考え、人生変革を持続させるための行動プランを提示しています。
1.「100年人生設計」とは?
2.若々しいエネルギーを保つ
3.充実した100年人生設計の常識
4.100年を豊かに生きるための健康管理システム
5.100年を楽しむための環境
6.100年人生を支える確かなサポートシステム
7.今を大切に生きるためのクオリティ・タイム・リビング
8.100年豊かに生きるための財務ノート
9.生きているうちから遺産をつくる
具体的な行動プランは、各パートの最後に提示されていますが、その中で私が共感したものを最後に挙げておきます。
◆ 現在の環境に感謝し、受け入れる気持ちを持つ
◆ 理想の100年人生設計にためのヴィジョンを明確にする
◆ 視野を広く持って、生き方を変える
◆ コントロールできないことをコントロールしようとしない
◆ 理想の家庭環境、職場環境のイメージを持つ
◆ いい面を見るようにし、人生をもっと楽しむ
◆ 地球に優しくなる
◆ 1ヶ月のスケジュールが一目でわかる年間カレンダーを用意する
◆ 仕事、プライベートそれぞれに1ヶ月後との目標を設定する
◆ 目標達成のために必要なプレップタイムの日数を決める
◆ カレンダーでプライムタイム、プレップタイム、プレイタイムの日をそれざれ設定していく
◆ 毎日の目標を設定して達成する
◆ 同じ手引きに従い一年分のスケジュールを設定する
◆ 自分の時間を確保する
あなたも本書で提示する「100年人生設計」を立てることに挑戦し、人生を変革しませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!