書評ブログ

森部好樹『日本人の生き方を変える7人の起業家』(日経BP社)

森部好樹氏は、東京大学経済学部卒で、旧・日本興業銀行に入行し「業を興こす」仕事に情熱を傾けてきた。

 

 

2013年7月に銀行の子会社を退職して独立し、わずか1年足らずで注目のベンチャー成長企業50社以上と顧問契約を締結した「65歳のスーパー顧問」だ。

 

 

森部氏の銀行、出向、起業経験で培った大手企業トップとの人脈と、志ある若手ベンチャー起業家のユニークなビジネスモデルのマッチングが森部氏の顧問業の真骨頂だ。

 

 

 

本書では、以下の7人の魅力あふれる若手起業家とその会社が紹介されている。

 

 

1.リノべる 山下智弘 社長 (中古マンションのリノベーション事業)

 

2.日本介護福祉グループ・茶屋本舗 藤田英明 会長 (民家利用の介護FC展開事業)

 

3.エボラブル アジア 吉村英毅 社長 (ベトナムの日系オフショア開発大手)

 

4.オレンジアーチ 本山功 代表 (IT業界のプロデューサー軍団)

 

5.レバレジーズ 岩槻知秀 社長 (システムエンジニアのプロ集団)

 

6.DYM 水谷佑毅 社長 (新卒紹介実績トップ企業)

 

7.アルテックジャパン 松原秀樹 社長 (一気通貫の販促物制作企業)

 

 

 

いずれも、日本人の生き方を変える可能性を持った、将来性有望な成長企業ばかりだ。また、起業家である7社の若手経営者は皆、それぞれに魅力的だ。

 

 

森部氏は、顧問先企業は厳選しており、すべて「エッジの立った」「尖った」ビジネスモデルを持ったユニークな会社に限定している。紹介する大手企業のトップが提携を即断できる魅力を持った企業ということだ。

 

 

起業を志す若者をはじめ、すべての起業家にぜひ読んでもらいたい良書だ。心から推薦したい。

 

 

 

 

では、今日もハッピーな1日を!