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日本を救う起業家BEST10とは?

ホリエモンが率いるライブドアが日本のITベンチャーとして一世を風靡していた時期から10年を経た2015年、再び日本に起業ブームが起ころうとしています。そして今回の若き起業家たちには前回と違った「志」が見て取れると言います。

そこで本日紹介したいのがこちらの『Forbes Japan』の特集号です。

 

『Forbes Japan(フォーブス・ジャパン)』2015年02月号(プレジデント社)

 

この特集号で『Forbes Japan』編集長の高野真さんは、今回の起業ブームの先頭を走る若き起業家たちを「志が高く、彼らを徹底的に応援していきたい」と語っています。

 

ゼロから世界のソフトバンク・グループを築き上げた孫正義さんは「最も重要なのは志と理念、2番目がビジョン、3番目が戦略」と断じています。以下が『Forbes Japan』が選んだ「日本を救う起業家BEST10」ですが、果たして「明日の孫正義」は誰なのでしょうか?

 

1.株式会社メルカリ 山田進太郎
2.株式会社gumi  國光宏尚
3.スマートニュース株式会社 鈴木健、浜本階生、リッチ・ジャロスロフスキー
4.Sansan株式会社 寺田親弘
5.株式会社Gunosy 福島良典

 

6.スターフェスティバル株式会社 岸田祐介
6.コイニー株式会社 佐俣奈緒子
8.株式会社メタップス 佐藤航陽
9.モイ株式会社 赤松洋介
10.WHILL,Inc 杉江理

 

第6位のふたりは同順位で上記の10名がBEST10起業家ということです。それぞれ評価されたポイントは異なっていますが、共通するのは冒頭でも述べた「志の高さ」「社会への影響力・貢献力」でしょう。

 

個別に見ていきますと、トップのメルカリは「社長力」、すなわち最強経営チームを作る人間力が評価されています。また「社会貢献力」ではWHILLが高評価で、スタートアップでは難しいとされる「モノづくり」に取り組み、高齢化社会に対して意義深い事業という点が評価されています。

 

「資金調達力」で断トツの評価を得ているのが第2位のgumiです。100億円を超える大型の資金調達ができたのは日本のスタートアップ企業では異例でしょう。

 

また「ビジネスモデル」で高い評価を受けたのがスマートニュースとGunosyの2社です。いずれも「PCからスマホへ」というビジネスのトレンド転換への対応に成功した企業の象徴と言えます。これらの企業の詳しい事業内容はぜひ研究されることをお薦めします。

 

最後に本特集に掲載されていた「世界で最も価値あるブランド10傑」を紹介します。

 

1.アップル
2.マイクロソフト
3.グーグル
4.コカ・コーラ
5.IBM

 

6.マクドナルド
7.GE
8.サムスン
9.トヨタ自動車
10.ルイ・ヴィトン

 

アメリカの名門ペンシルバニア大学ウォートン・スクールのデビッド・リブスタイン教授は「価値の高いブランドは2つの点で企業にメリットがある」と指摘しています。それは以下の2点です。

 

1.製品やサービスの料金を高めに設定できる
2.市場シェアを獲得するうえで優位

 

日本のベンチャー起業家たちが、永続する企業として会社を成功させられるかどうかは、その「ブランド力」を高め、顧客からの支持を獲得し続けられるかどうかにかかっていると言えるでしょう。

 

では、今日もハッピーな1日を!