書評ブログ

小林正観『100%幸せな1%の人々』(中経の文庫)

昨日に続き、小林正観氏の著書を紹介したい。本書では、「100%幸せな1%の人々」を、思いを持たず、今、恵まれていることに気づいて、感謝をしている人々、と定義している。

 

そして、「すべてが幸せ」になる59の法則について紹介している。すべてを受け入れて、幸せを認識する能力を身につけることができれば、「つねに幸せを感じることができる1%の人々」の仲間入りを果たす。

 

本書はまず、全体構成として、以下の9つの柱によって整理されている。

 

1.すべてを受け入れる
2.感謝の魔法 「ありがとう」
3.否定しない、怒らない
4.宇宙の法則
5.イライラする人、させる人

 

6.病気は体からのメッセージ
7.この子はこの子のままでいい
8.「お金」 に好かれる方法
9.神様からのメッセージ

 

小林正観氏の他の著書とも重なる部分はあるが、59の法則のうち、私のとくに印象に残ったものを以下に紹介しよう。

 

1.起きてくる現象をすべて受け入れれば、「つらい」、「悲しい」 と思わなくなる
2.自分以外の人を自分の想いどおりにするより、まるごと受け入れてしまう方が人生はラクになる
3.「何も起きず普通に淡々と過ぎる日常」 こそ幸せの本質であると気づくと、災難とは無縁になる
4.合計5万回の 「ありがとう」 を言うと、自分にとって嬉しい奇跡が起き始める
5.努力をしても望みが叶うわけではない、あらゆることに不平不満を言わないことで、神様や宇宙を味方につける

 

6.戦わないで、争わないでいると、敵がいなくなって 「無敵」 になる
7.問題を生み出さない5次元的な解決法、「気にならない」
8.人間の生きる目的とは 「頼まれごと」 の人生を送ること、すなわち 「人に喜ばれる存在」 になること
9.「幸」 も 「不幸」 も存在しない、その人自身の 「心」 が決めているだけ
10.「幸せ」 と 「不幸」 はワンセット、独立して存在できない

 

11.人間の行為の中で神様が好むベスト3が、「掃除」 「笑い」 「感謝」
12.偶然なものが2つ以上重なったら、そこには宇宙的な意思がある
13.私たちの人生はすべて決まっている、しかもそれは自分が生まれる前に書いたシナリオである
14.未来はすべてプログラムどおりに進んでいく
15.「念を入れて生きる」 人生はただそれだけ

 

16.私たちが 「正義」 だと思っていることが宇宙的な 「正義」 だとは限らない
17.好かれる親になるための絶対条件は、自分の感情をコントロールできる 「大人」 びなること
18.子どもは、まわりの人から 「ほめられたくて」 生きている
19.お金に困らない人の共通項は 「トイレの蓋が閉まっている」 こと
20.そこから先は神の領域

 

悩み、仕事、病気、お金、イライラ、子どもすべてのことを受け入れて100%幸せに生きる「1%の人」になるために、ぜひすべての方々に本書を一読してもらいたい。心より本書を推薦したい。