書評ブログ

小林正観『宇宙を貫く幸せの法則』(致知出版社)

小林正観氏は、心学研究家、心理学博士、社会学博士、教育学博士、作詞家、歌手、デザイナーなど多彩な顔を持つ。

 

近年は、コンセプター(基本概念提案者)として、宇宙の法則や幸せになる考え方、人づくり、街づくりなどにも精力的な活動をしてきた。

 

本書は、2011年9月に出版された宇宙を貫く法則について書かれたもので、著者が様々な試行錯誤の上に辿り着いた、悟りに似た境地の書物だ。

 

構成は以下の3部に分かれていて、中心は2番目の「幸せ」に関する法則だ。

 

1.宇宙を貫く 「ありがとう」 の法則
2.「幸せ」 に関する100の法則
3.神様に好かれる人になる法則

 

まず、「ありがとう」の五文字が持つ、不思議な力について実例を挙げた説明がなされている。「ありがとう」を繰り返し唱えていると、夢が実現していくということ。

 

宗教家の教えのようだが、「ありがとう」の言葉には心がこもっているかどうかは関係ない、という。なぜかは分からないが、「ありがとう」の言葉を繰り返し発する人は神様が奇跡を起こしてくれる。それが著者が神様から受けたメッセージだ。

 

次に2番目の「幸せ」に関する法則全部で100紹介されていて、印象に残る、なるほどと思い当たる法則は以下の通りだ。

 

1.神様は 「そ・わ・か」 が好き、掃除・笑い・感謝を実践する人を神様が応援する
2.人間、悟るには3秒でいい、①過去の全てを受け入れる、②現在の全てを受け入れる、③未来の全てを受け入れる
3.人生は自分が書いたシナリオ通りだ
4.宇宙まかせで生きること、生き方・仕事・方向・全て、「こうしてみたら」 という 「流れ」 を感じたら宇宙からの示唆だ
5.許せない人でも、感謝することはできる

 

6.お互いにしてあげることが 「幸せ」 の本質だ
7.自分の考え、生き方、価値観とは違う、目の前の人をまるごと受け入れること
8.幸せとは、今の自分の中にあるもの、何かを得ることではない
9.物事は右肩上がりに徐々に上がるのではなく、変わらない状態が続いた後で、ポンと上がる、それが成長の法則だ
10.今を大事にする 「心」 が、「念を入れて生きる」 ということだ

 

この後、本書の後半ではまだまだ、心に響く言葉が次々に出てくる。すべてを開示せず、本書を手に取った時の楽しみとしておこう。

 

自分の生き方や人生を、宇宙の法則という観点から、じっくりと考えたい人に本書はぴったりだ。心から推薦したい。