2015年4月の1ヶ月間にわたって、日本経済新聞の名物連載コラム『私の履歴書』は、ニトリ会長の似鳥昭雄さんが執筆していました。
本日紹介するのは、『私の履歴書』の裏話公開!ということで、ニトリ会長の似鳥昭雄さんが寄稿した、こちらの雑誌です。
『PRESIDENT 人生が変わる第3の選択 2015.6.15号』(プレジデント社)
この雑誌は、たまたま信号待ちのついでに立ち寄ったセブンイレブンで、立読みをするつもりが、あまりに内容が面白く充実していたので、つい購入してしまったものです。
まず冒頭に、つい先月末まで、日本経済新聞『私の履歴書』に連載執筆していた、ニトリ会長の似鳥昭雄さんが、連載執筆の裏話として語った「たったひとつの成功のカギ」を書いています。
似鳥さんは、取り繕ったり、ごまかしたりすることを良しとせず、何でも率直に話した、と言います。そうした中で、次のように述べています。
「私は決して強運ではないが、これだけ幸運に恵まれたのは、挑戦し続けたからだ。」
たったひとつの成功のカギは、「挑戦し続けること」だったのです。挑戦は、失敗だらけの歴史だった、とも述べています。
しかしながら、リーマンショックも円安への転換も、しっかりと「先読みして準備をしていたから」と断じています。
私も、丸の内の元金融マンとして、その2つは、しっかりと先を読んで、ビジネスでは大きな成果を上げました。問題は、その成果に対する「評価」が、どの会社もあまりにお粗末だった、ということです。
やはり、似鳥さんのように、オーナー経営者でないと、その果実はしっかりと受け取れない、ということでしょう。
本雑誌では、その後に、スティーヴン・R・コヴィーさんの全世界3000万部のベストセラー『七つの習慣』および、その続編の『第3の案』が紹介されています。
コヴィーさんは、100%運がよくなる「超」思考法を提唱していて、それは望ましい偶然に幸運が起きる人の5つの行動特性によるものだとしています。以下の5つです。
1.好奇心
2.楽観性
3.冒険心
4.持続性
5.柔軟性
変化し続ける環境のなか、準備された偶然を上手に生かし、人生のなかにいかに取り込んでいくか、です。それには自ら主体的に選択していくことが大切です。
ジョン・D・クランボルツ教授が言う、Planned Happenstance (プランド・ハップンスタンス=計画された偶発性理論)です。
また、コヴィーさんは、Win-Win の関係や、A案でもB案でもない、新たな「第3の案」を作り出すことも提唱しています。これはビジネスにおいても、人生においても、普遍的な成功の法則でしょう。
コヴィーさんの著書が世界的に支持される背景には、こうした「普遍的な法則」の理解しやすさにあると思います。
本雑誌には、それ以外にも様々な記事や特集もあり、盛りだくさんです。時間の空いたスキマに読む雑誌として、ぜひ定年前起業を目指す方には読んで欲しい雑誌です。
では、今日もハッピーな1日を!