「ビジネスでもプライベートでも、自分に9つの質問をすれば、誰もが気づかない “ 真の問題 ” が浮かび上がる!」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、HONDA直系のディーラーのセールスマンとして活躍し、世界規模で10万人が参加する本田技研工業のQCプレゼン大会にて日本第1位を獲得した実績を持つQC思考コンサルタントの小川泰史さんが書いた、こちらの書です。
小川泰史『HONDAの技術革新を支えた“超”目標達成法 「9つの質問」』(産学社)
この本は、起業1年で年商1億円を叩き出した小川泰史さんが、その秘密は「HOMDA譲りの思考法」にある、として、HONDAのQC活動で用いられる手法をもとに5年の歳月をかけて編み出した「9つの質問」という超目標達成法を公開しているものです。
著者の小川さんが提唱する「9つの質問」は、技術革新で自動車業界に旋風を起こしてきた世界のHONDA(本田技研工業)も公認する手法です。
本書は序章として、「9つの質問」の基本コンセプトを説明した上で、質問ごとに以下の9章構成から成っています。
1.取り組むテーマを正しく選定する
2.現状を適切に把握する
3.目標設定を適切に行う
4.真の問題を発見する
5.要因分析-真犯人を探し出す
6.対策を立案して真犯人をやっつける
7.効果を確認しよう
8.失敗を繰り返さないための「標準化」
9.未来を決める「新たな課題」を探す
これら「9つの質問」ステップは、HONDAなどの製造業の現場で用いられていたQC(=Quality Control; 品質管理)サークル活動の手法ステップに準じたものです。
本書で提唱している「9つの質問」は、以下のような「質問」、すなわち、問いかけとして、それぞれの章にて説明されています。
1.それはあなたの未来にとって本当に問題なのですか?解決すると、あなたの未来は変わりますか?
2.理想の場所にたどりつけないとき、「何」が起きているのか?
3.そもそも、それが叶うとあなたは本当に幸せですか?
4.理想の場所と、今あなたがいる場所を「遮るもの」は何ですか?
5.なぜ、「遮るもの」はそこにあるのですか?
6.「遮るもの」を取り除くための最短・最良の方法はありますか?そして、取り除くことができそうですか?
7.「遮るもの」は最短・最良の方法によって取り除かれましたか?
8.「遮るもの」が二度と現れないように、あなたは何をするべきですか?
9.あなたの未来にとって必要な「出会うべき問題」はありますか?
こうした具体的な質問に置き換えて、自分のこととして自らに問いかけることによって、真の問題が発見され、問題解決も最短でなされるようになる、ということです。
本書において著者は、とくに第1番目の質問で問うている「問題の洗い出し」、すなわち「テーマの選定」こそが最も大切だ、としています。
ここが正しく設定されていれば、真の問題も発見できて、問題の半分以上は解決された、と著者は言います。本書の出版記念パーティーが東京で開催された際のスピーチでも、小川さんはこの点を強調されていました。
私自身も経営コンサルタントとして起業して間もない現在、「問題の洗い出し」がいかに大切かを痛感しており、本書で提唱する「9つの質問」という手法を日々、活用させてもらっています。
ここで復習の意味も兼ねて、通常のQCストーリーで用いられる手順の公式を以下に紹介しておきます。本書で公開している「9つの質問」がこれをベースにして、より分かりやすく展開しているのがよく理解できるでしょう。
1.テーマ選定
2.現状把握
3.目標設定
4.活動計画(問題発見)
5.要因解析と検証
6.対策の検討と実施
7.効果確認
8.歯止め(標準化と管理の定着)
9.反省と今後の課題
これらQCの手法をベースとした「9つの質問」により、本書では次のようなことができるようになる、と説いています。
◆ あらゆる目標をスピーディーに達成できる
◆ ビジネスの悩みがなくなる
◆ 恋愛が成就する
◆ 人間関係がうまくいく
◆ 部下育成・マネジメントの達人になる
◆ 「失敗」が怖くなくなる
◆ 収入が増える
◆ 毎日が楽しくなる
◆ 自分だけでなく、人の悩みも解決できる
以上のように、本書の「9つの質問」は、人生のあらゆる場面に応用して活用することが可能です。
あなたも本書で提唱する「9つの質問」を活用して、思いや目標を達成できる人生に変えていきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を