日本の政治経済から、日本を取り巻く世界の情勢、刻々変化する時代状況まで、大前研一さんが自由に論じている雑誌(『プレジデント』)の連載記事や対談記事をまとめた本『大前研一 日本の論点』の続編があります。
本日紹介したいのは、平成維新の会を発足させて日本の改革を訴え、都知事選にも出馬した経験を持つ大前研一さんが書いた「政策提言」の書シリーズ第二作目です。
大前研一『大前研一 日本の論点2015~16』(プレジデント社)
この本は、2013年に刊行された『大前研一 日本の論点』(プレジデント社)の第二弾です。第一作目は2016年1月15日付ブログにて紹介しました。
https://jun-ohsugi.com/column/nihonnoronten
今回の第二作目も『プレジデント』誌で連載している「日本のカラクリ」の一年間のストックおよび特集記事から、読者の反響の大きかったものをピックアップして加筆修正して再構成されたものです。
本書で採り上げられている「日本の論点」について主要なものを以下に紹介します。
1.オリンピックバブルに騙されてはいけない
2.日本の部長の給料はなぜ、世界最低レベルなのか
3.「アマゾン」の一人勝ちはなぜ起こるのか
4.どこまでも続く「ソニーの一人負け」
5.長期衰退を止めるには移民政策しかない
6.スマホで5億円稼ぐ「情報の取り方」
7.シェールガス革命で浮かぶ会社、沈む会社
8.シリア戦も不可避?!「集団的自衛権」容認の危うさ
9.世界から尊敬するドイツ、警戒される日本
10.台湾の経済は、中国よりも圧倒的に強い
11.バブル崩壊前夜の中国とどう付き合うか
12.サムスン電子と心中か?韓国経済の暗雲
13.自民党の属人的、密約ベース外交のツケ
14.安倍首相の靖国参拝、知られざる波紋
15.韓国、中国が狙う、北朝鮮の植民地化とロシアが狙う労働力
本書刊行1年後の2015年には第三作目となる『大前研一 日本の論点2016~17』(プレジデント社)が刊行されています。また近日中に本ブログにて紹介します。
シリーズ一作目、そして今回の二作目と続けて、それを踏まえて最後に第三作目を読むことをお薦めします。
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https://jun-ohsugi.com/muryou-report
では、今日もハッピーな1日を