日本でもアメリカでも、「シニア」という呼び方は、50代~60代の人たちには評判が悪いそうです。アメリカのAARP(全米退職者協会)で使われる「50+(フィフティ・プラス)」という言い方が抵抗感がなくポピュラーになりつつあります。
そこで本日紹介したいのは、博報堂 新しい大人文化研究所 所長の阪本節郎さんが書いた、こちらの書です。
阪本節郎『50歳を超えたらもう年をとらない46の法則』(講談社+α新書)
この本は、現代の40代から60代について2700人の全国調査で、その生活意識を聞いたデータをもとに書かれています。
かつて55歳が定年であり平均寿命も今よりずっと短かった時代の40代~60代とは全く違った意識がそこにはあります。
本書では、「新しい大人」として、生活や消費への前向きな意欲を持つ40代~60代について、年を取らないための「46の法則」を整理して提示しています。
その中で私がとくに共感し、感銘を受けたものを以下に紹介します。
1.ジーンズの似合う大人になる
2.50代を過ぎたら歳をとらないと思ってみる
3.これから人生最高のときを創ろうとする
4.「成熟した人」ではなく「センスのいい人」になる
5.「見た目」にこだわる
6.肩の力を抜いて自然体でいる
7.新しいライフスタイルを自分たちから生み出そうとする
8.スマホ・タブレットも自分の道具にする
9.つねに何か新しいことを始める
10.先端を走り続けてみる
11.素敵な大人の二人になる
12.仲間コミュニケーションは第3の資本
13.デジタル新3世代へ
14.新しい旅のスタイルをつくる
15.食を楽しみずっとグルメ
16.肉好きな人は栄養バランスで健康に
17.エンタテイメントを楽しみ続ける
18.新しい大人文化の担い手になる
19.死に向かうのではなく、人生を全うしようとする
20.過去と現在とこれからに感謝し、若い精神を持ち続ける
本書は、60歳代の団塊世代、その下の50歳代半ば以降のポスト団塊世代(ポパイJJ世代)を中心に、さらに40歳代の新人類、バブル世代までを採り上げて、その新しい生活意識を論じています。
一言で言えば、「とにかく若い」ということです。昔の50代~60代の感覚やイメージとは大きく変化しています。
あなたも本書を読んで、世代ごとに持つ意識の特徴やライフスタイルを理解し、将来の予測を立ててみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!