ドキュメンタリー『定年前起業への道-57歳からの挑戦!』の第120回は、「採用される書籍企画書作成講座」への参加レポートです。
起業してからの目標として、早い時期に自分の著書の「商業出版」を実現するために、出版のための企画書づくりの基本を勉強中です。
先週の9月11日(金)に開催されたアップルシード・エージェンシー主催「採用される書籍企画書作成講座」に参加しました。
主催会社の鬼塚代表が挨拶した後、作家エージェントの宮原さんから講座の概要説明があり、作家・佐藤達郎さんとかんき出版の大西啓之・編集部長による「書籍企画が採用されるまでの流れ」について、具体的な説明がありました。
上の写真で向かって左側が佐藤達郎さん、右側が大西啓之さんです。実際に、アップルシード・エージェンシーが佐藤さんの書籍企画書の作成をサポートし、複数の出版社にてプレゼンをして、かんき出版からオファーを頂いたとのことです。
そうした過程を経て出版されたのが、佐藤達郎さんとして8冊目の著書となる、こちらの書です。
佐藤達郎『「これからの広告」の教科書』(かんき出版)
この書籍が世に出る前の過程として、書籍企画書、出版社内での会議検討、さらに「タイトル」の決定や本のスタイルや工夫など、商業出版の具体的な流れと実際をリアルに知ることができて、とても有益でした。
受講料が7,000円(+消費税)という有料講座なので、具体的な中味は書けませんが、私にとっては受講料の何倍もの価値がある講座でした。
とくに印象に残ったのは、最後に大西さんがおっしゃった、「本を出すこととは次の2点です。」という言葉です。
1.本を出すこととは、「人生の発表会」
2.本を出すこととは、「読者に対するプレゼント」
とくに、上記の2点目は忘れがちで、著者はどうしても「自分が書きたいこと」を書いてしまう、ということです。つねに「読者目線」を忘れずに、「こういうタイプの読者を救うんだ」という意識が不可欠です。
さすがにプロの編集者の言葉だと感銘を受けました。
この後、宮原さんから、「出版社に採用される書籍企画書の作り方」について、資料に沿った説明がありました。説明の最中に、実際の企画書を回覧していただいたり、ほんとうに実践的な講座で、勉強になりました。
最後に質疑応答の時間もあり、佐藤達郎さん、大西啓之さん、鬼塚代表、宮原さんの4名が前に出て、ほんとうに親身になって本音でアドバイスをしていただきました。
出版業界を取り巻く厳しい環境も垣間見られ、それだけ有望な新人作家の発掘に力を入れている、という熱意も感じられてとてもいい印象を持って会場をあとにしました。素晴らしい講座をありがとうございました。
最後に、本日お話をしてくれた作家の佐藤達郎さんの著書で、私が読んだ2冊を以下に紹介しておきます。どちらも素晴らしい本で、ぜひ一読をお薦めします。
上の方の本は、2014年8月20日付ブログ記事に書評を掲載していて、こちらのリンクから読めます。下の方の本は、明日2015年9月16日付ブログ記事に書評がアップされます。
2015年11月1日の「定年前起業」まで、あと47日です。皆さまの温かい励ましと応援をどうかよろしくお願いいたします。