映画『ビリギャル』の原作となった大学受験ストーリーの本が文庫化されました。本日紹介するのは、こちらの書です。
坪田信貴『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] 』(角川文庫)
この本は、学年ビリのギャルが、塾での特訓と努力の結果、偏差値を1年半で40も引き上げて、慶應大学に合格する物語です。
著者の坪田信貴さんは、塾の先生で、周囲から「絶対に無理」と言われた慶應大学の入試に挑戦する女子生徒と、その家族(とくに母親)の奮闘ぶりを描いています。
本書の構成は、以下の7部から成っています。
1.金髪ギャルさやかちゃんとの出会い
2.どん底の家庭事情、批判にさらされた母の信念
3.始まった受験勉強、続出する珍回答
4.さやかちゃんを導いた心理学テクニックと教育メソッド
5.見えてきた高い壁-「やっぱり慶應は無理なんじゃないかな」
6.偏差値30だったギャル、いよいよ慶應受験へ
7.合格発表と、つながった家族
上記の本文の後に、「あとがき」および「さやかちゃんからの手紙」が掲載されています。
この文庫版は、既刊の単行本から「受験メソッド」などの実用情報部分を大幅にカットして、ストーリー部分に特化した構成になっています。
当初は、さやかちゃんは勉強もやる気がなく、自信もなかったのですが、塾の坪田先生が笑って受け容れてくれたことから、本気で慶應大学を目指すまでに変化していきます。
それでも高校3年生の秋になると、慶應大学の「高い壁」が意識されるようになり、何度も諦めそうになります。
無謀だと思われる困難に挑戦して諦めない姿勢は、私たちに貴重なことを教えてくれています。「死ぬ気で頑張るって、意外といいもんでした」という、女子生徒とその家族の応援と絆が描かれ、感動的なストーリーです。
皆さんもぜひ、本書に描かれた、さやかちゃんとその家族の奮闘・努力から、何かを掴んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!