『新版 はじめての台湾語』
「台湾の人たちと、もっと親しく交流したい。そのためには、日常生活で使われる台湾語を学ぶことが役に立つ。」― 台湾旅行や日常生活で使える基本的なフレーズを、台湾語と台湾華語の両方で学び、現地の人々とのコミュニケーションを楽しむための入門書があります。
本日紹介するのは、東京外国語大学大学院修士課程を修了し、韓国・延世大学語学堂、アメリカのEWU、スペインなどへの短期留学を経験。台湾情報誌『な〜るほど・ザ・台湾』で2010年から2018年まで「いーふぁ老師の華語講座」を連載し、現在は中国語・台湾語の通訳者として活動するほか、音楽、放送、漫画など幅広い分野の翻訳にも携わっている、趙怡華(ザウ・イーファー)さんが著した、こちらの書籍です。
趙怡華『新版 はじめての台湾語』(明日香出版社)
台湾は、日本から比較的近く、観光やグルメ、歴史、文化など、さまざまな魅力を持つ旅行先です。台北の街歩きや夜市での食べ歩き、ローカルな飲食店での食事などを楽しむ際に、現地の言葉で簡単な会話ができれば、旅の楽しさはさらに広がるでしょう。
本書は、初めて台湾語を学ぶ人に向けて、日常生活や旅行で使えるフレーズをわかりやすく紹介した入門書です。
台湾で広く使われている言葉には、「台湾華語」と「台湾語」があります。台湾華語は台湾で使われる標準中国語で、公的な場面やビジネス、初対面の人との会話など、幅広い場面で使われています。
一方、台湾語は台湾で使われる言語の一つで、台湾語を日常的に話す人々の間では、家族や親しい人との会話などでも用いられています。
台湾語と台湾華語は、発音や語彙、文法などが異なる言語です。本書の大きな特徴は、「台湾語フレーズ」と「台湾華語フレーズ」を併記していることです。同じ意味の表現を2つの言語で見比べながら学べるため、台湾の言語文化への理解も深まります。
さらに、各フレーズにはカタカナによる読み方が付いているため、初めて学ぶ人でも発音の目安をつかみやすくなっています。
また、日本語・台湾語・台湾華語の音声をパソコンや端末で聞くことができ、実際の発音を確認しながら練習できます。
旅行で使えるフレーズだけでなく、日常生活で役立つ表現や、ジャンル別に整理された基本単語も掲載されています。旅行前の準備から現地での会話まで、幅広く活用できる実用的な語学書です。
本書は以下の4部構成から成っています。
1.台湾語について
2.日常生活のやさしいフレーズ
3.旅行で使えるフレーズ
4.基本単語
本書の前半では、台湾語の基本と日常生活で使える表現について、以下のポイントを説明しています。
◆ 台湾語と台湾華語の違いを理解する
◆ 台湾語の発音や基本的な特徴を学ぶ
◆ あいさつなど、日常生活で使う簡単な表現を覚える
◆ 台湾語と台湾華語のフレーズを比較しながら学ぶ
◆ 音声を活用して、実際の発音に慣れる
この本の中盤では、台湾旅行で使える実践的な会話表現について解説しています。主なポイントは次の通り。
◆ 旅行先でのあいさつや簡単なやり取りに役立つ表現を覚える
◆ 飲食店での注文や食事の際に使えるフレーズを学ぶ
◆ 買い物や観光など、旅行中のさまざまな場面に対応する
◆ 台湾語と台湾華語の併記から、場面に合った言い方を選ぶ
◆ カタカナ表記と音声を活用し、現地で伝わる発音を練習する
本書の後半では、基本単語の習得と実際の会話への活用について考察・提言しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 日常生活や旅行で役立つ基本単語を覚える
◆ ジャンル別に整理された単語を効率よく調べる
◆ フレーズと単語を組み合わせ、表現の幅を広げる
◆ 音声を繰り返し聞き、発音と聞き取りに慣れる
◆ 覚えた言葉を旅行先で積極的に使ってみる
本書を読んで最も印象に残ったのは、「台湾語と台湾華語を同時に学べる」という点です。海外旅行では、英語が通じる場所もありますが、現地の言葉であいさつしたり、簡単な会話を交わしたりすることで、旅の楽しさが大きく変わります。
私自身、夫婦での海外旅行を楽しんでいますが、台湾は食文化や街歩きなど、さまざまな魅力を持つ旅行先として関心があります。とくに、夜市やローカルな飲食店、市場などで現地の人々と交流する際に、台湾語の簡単な表現を知っていることは大きな魅力になるでしょう。
ただし、台湾では地域や世代、家庭環境によって使う言語が異なります。台湾華語を基本にしながら、相手に合わせて台湾語も使えるようになると、より自然な交流につながると思います。
また、人生100年時代には、語学学習そのものが知的好奇心を刺激し、旅や人との交流を豊かにする生涯学習にもなります。
本書は、台湾旅行のための実用書であると同時に、台湾の言語や文化を理解するための入門書としても役立つでしょう。
「旅の楽しさを広げるのは、観光名所を訪れることだけでなく、現地の言葉で人々と交流することである。」
台湾旅行を予定している人、台湾語を初めて学ぶ人、台湾華語との違いに関心がある人、そして語学学習を通じて海外旅行や異文化交流を楽しみたい人に、ぜひ読んでほしい一冊です。
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では、今日もハッピーな1日を!【4265日目】








