書評ブログ 『予防医療 How Much?』 jun-ohsugi 2026年7月6日 / 2026年7月6日 「健康こそ最大の投資である。」― 本書は、このシンプルなメッセージを、「お金」という誰にでもわかりやすい切り口から解き明かした一冊です。病気になってから治療する時代ではなく、病気にならないために投資する時代。その経済的価値を、多くの医師・研究者との対話を通して具体的に示しています。 本日紹介するのは、1972年福岡県生まれ、東京大学入学後に中退し、1996年に有限会社オン・ザ・エッヂを設立。ライブドア代表取締役CEOを経て、現在は実業家として宇宙事業、教育、食品、医療など幅広い分野で活動し、一般社団法人予防医療普及協会の設立にも携わり、予防医療の普及活動を積極的に行っている堀江貴文さんが書いた、こちらの書籍です。 堀江貴文『予防医療 How Much?』(メディカルレビュー社) 堀江貴文『予防医療 How Much?』(メディカルレビュー社) Amazonで見る 本書は、健康診断、内視鏡検査、がん検診、ライフスタイル改善、医療DXなど、さまざまな予防医療を「どれだけお金の得になるのか」という視点から解説し、健康を人生最大の投資対象として考える重要性を伝える一冊です。 この本の冒頭で著者は、「病気になってから治療するよりも、病気にならないように予防するほうが、人生にとって圧倒的に得である」と述べています。 健康を失えば、医療費だけでなく、時間、仕事、生きがいなど、多くのものを失います。だからこそ、予防医療は「コスト」ではなく「投資」なのです。 本書は以下の9部構成から成っています。 1.健康診断・人間ドックと予防医療×お金 2.内視鏡検査と予防医療×お金 3.無痛乳がん検診と予防医療×お金 4.がんと予防医療×お金 5.総合診療医と予防医療×お金 6.ポリファーマシーの改善と予防医療×お金 7.ライフスタイルの可視化と予防医療×お金 8.VRリハビリと予防医療×お金 9.医療DXと予防医療×お金 本書の前半では、健康診断や検診の経済的価値について解説されています。主なポイントは以下の通りです。 ◆ 健康診断は病気の早期発見による医療費削減につながる ◆ 人間ドックは将来への投資という考え方が重要である ◆ 内視鏡検査は胃がん・大腸がん予防に大きな効果を持つ ◆ 乳がん検診など定期検査が人生の損失を防ぐ ◆ 早期発見は時間とお金の両方を守る この本の中盤では、予防医療を支える新しい医療の考え方が紹介されています。主なポイントは次の通り。 ◆ 総合診療医は病気を未然に防ぐ役割を担う ◆ 多剤服用(ポリファーマシー)の見直しが健康寿命を延ばす ◆ 日々の生活データを可視化することが健康管理につながる ◆ VRなど新しいリハビリ技術も進化している ◆ 医療は「治療」から「予防」へ転換している 本書の後半では、医療DXと社会全体への影響が語られています。主なポイントは以下の通りです。 ◆ デジタル技術が予防医療を大きく変える ◆ 医療費の増加を抑えるためにも予防は重要である ◆ 一人ひとりの健康行動が社会保障制度を支える ◆ 健康寿命が延びることは経済的価値も生み出す ◆ 予防医療は個人にも国家にも利益をもたらす この書を読んで印象に残ったのは、「健康を数字で考える」という視点です。 健康は目に見えないため、多くの人は病気になって初めてその価値に気づきます。しかし本書では、「病気を防ぐことで医療費がいくら節約できるのか」「健康寿命が延びることで人生の価値がどれだけ高まるのか」という経済的視点から、予防医療の重要性をわかりやすく説明しています。 また、堀江氏自身だけでなく、各分野の医師・研究者への取材を通して構成されているため、現場の知見が豊富に盛り込まれている点も大きな特徴です。 健康に関心がある方はもちろん、資産形成や人生設計を考える方にとっても、「健康は最大の資産である」ということを改めて実感させてくれる一冊です。 人生100年時代を迎えた今、お金を増やすことだけでなく、健康寿命を延ばすことも重要な投資です。本書は、その考え方を具体的かつ実践的に教えてくれるおすすめの一冊です。 YouTubeチャンネル「大杉潤のYouTubeビジネススクール」でも、健康長寿、資産形成、定年後キャリア、人生100年時代の生き方について発信しています。ぜひチャンネル登録をしてご覧ください。 https://www.youtube.com/channel/UCIwJA0CZFgYK1BXrJ7fuKMQ では、今日もハッピーな1日を!【4141日目】 ハワイ・健康・スピリチュアル