「数字が苦手だから、仕事で使いこなせない」― そんな思い込みを持っていませんか。しかし本当に必要なのは高度な数学力ではなく、「数字で考える習慣」なのです。本書は、その第一歩を物語形式でやさしく教えてくれます。
本日紹介するのは、日本大学大学院総合基礎科学研究科修了、理学修士(数学)を取得後、「ビジネス数学」を提唱する人材育成の専門家として活躍し、明治大学客員研究員としても活動、ソフトバンク・京セラ・三菱UFJなど大手企業を含む延べ2万人以上のビジネスパーソンを指導、ビジネス数学検定1級AAA認定者であり、日本数学検定協会認定のビジネス数学エグゼクティブインストラクターでもあるBMコンサルティング株式会社代表取締役の深沢真太郎さんが書いた、こちらの書籍です。
深沢真太郎『数学女子 智香が教える 「数字に強い人」の仕事の進め方』(日経ビジネス人文庫)
本書は、数字が苦手なビジネスパーソンでも「仕事で数字を使いこなす力」を身につけられるよう、対話形式のストーリーを通じて実践的に学べる一冊です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.このプロジェクトは、キミに預ける
2.業務効率化に数字を使っていますか?
3.データ分析を”相棒”に任せていますか?
4.「損益」を正しく捉えて割引をしていますか?
5.数的根拠を使って大きな決断をしていますか?
6.数字を使ってマーケティングしていますか?
7.ビジネスの勝敗は、90%の情熱と10%の四則演算で決まる
本書の前半では、「数字が使えない理由」と「数字で考える基本」がストーリーを通じて理解できます。難しい理論ではなく、現場で使える視点が身につきます。主なポイントは以下の通りです。
◆ 数字でプロジェクトの重要性を捉える
◆「%」の誤解と正しい使い方
◆ 効率を感覚ではなく数値で示す
◆ 仕事算を実務に応用する思考
◆ 指示や目標を数字で具体化する
この本の中盤では、生成AIやデータ分析を活用しながら、より実践的に「数字で判断する力」を磨いていきます。意思決定の質が大きく変わるポイントが示されます。主なポイントは次の通り。
◆ 生成AIを「相棒」として使う発想
◆ 損益分岐点で意思決定する思考
◆ 割引施策の妥当性を数値で検証
◆ データに基づく広告効果の判断
◆ 客観的データで意思決定を支える
本書の後半では、マーケティングや戦略立案において数字を武器にする方法が解説されます。感覚ではなく再現性ある判断が可能になります。主なポイントは以下の通りです。
◆ 回帰分析による売上予測の考え方
◆ 数字でマーケティングを設計する
◆ 繰り返しの重要性を数理的に理解
◆ ピンチの影響を数値で可視化する
◆ 足し算ではなく掛け算で考える思考法
「数字に強い人」とは、計算が速い人ではなく、「数字で語れる人」です。本書は、数字を使ったコミュニケーション力を鍛え、報告・提案・会議・営業における説得力を飛躍的に高めてくれます。
数字が苦手な方はもちろん、生成AI時代において「質問力」と「数的思考力」を武器にしたいビジネスパーソンにおすすめの一冊です。
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では、今日もハッピーな1日を!【4059日目】