「お金の流れには、法則があるんです。」「誰でも狙える!10年で資産5倍」と述べている本があります。

本日紹介するのは、1979年北海道旭川市出身、筑波大学中退、外資系証券会社勤務を経て衆議院議員に当選、現在はテレビ・ラジオ・・雑誌などメディアで活動し、講演活動を全国で行っている投資家・杉村太蔵さんが書いた、こちらの書籍です。

杉村太蔵『杉村太蔵の推し株「骨太」投資術』(文藝春秋)

政治家、コメンテーターという顔を持ちながら、「投資家・杉村太蔵」がもっともしっくりくる肩書きだと語る著者。本書の最大のキーワードは、政府の「骨太の方針(経済財政諮問会議)」です。

本書は、以下の6部構成から成っています。

1.「推し株」投資のススメ

2.「骨太の方針」

3.太蔵流・株式投資銘柄選択基準

4.10年で2倍を狙う「推し株」

5.10年で10倍を狙う「推し株」

6.ポートフォリオと今後の日本経済

 

本書の前半では、「推し株」という独特の投資スタイルと、「骨太の方針」を読む視点が提示されます。政治の現場を知る著者だからこそ見える「お金の流れ」。これは一般投資家にとっても大きなヒントになります。主なポイントは以下の通りです。

◆ 政策と株価の連動を読む

◆「骨太の方針」は未来の成長地図

◆ 社会課題を解決する企業は伸びる

◆ オルカン・S&P500は “貯金的” 活用

◆ 日経平均8万円という強気シナリオ

 

この本の中盤では、具体的な銘柄選択基準が示されます。単なる短期売買ではなく、「10年スパン」で2倍、10倍を狙う “骨太” な視点。これは、私がこれまで書評で紹介してきた長期投資とも通じる思想です。主なポイントは次の通り。

◆ 総合商社など政策テーマと直結する分野を狙う

◆ M&A、人材育成、造船など成長産業

◆ 防衛・宇宙・AIといった国家戦略分野

◆ デジタルガバメントやインフラ整備

◆ 米国市場や地方創生も視野に入れる

本書の後半では、ポートフォリオ構築と日本経済の展望が語られます。印象的なのは、「政治を知ることは投資を知ること」というメッセージ。政策がどこに予算を配分するのかを理解することが、未来の成長分野を読む鍵になるという視点は参考になります。主なポイントは以下の通りです。

◆ 分散と集中のバランス

◆ テーマ投資とインデックスの併用

◆ 政策転換リスクの読み方

◆ 成長ストーリーの持続性を見る

◆ 日本経済復活シナリオへの確信

私自身、長期視点での資産形成やマクロトレンド分析に強い関心を持っていますが、本書は“政策×投資” という角度から、日本経済の未来を考えさせてくれる一冊でした。

ニュースをただ消費するのではなく、投資の材料として読む。その思考法を身につけたい方におすすめです。

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では、今日もハッピーな1日を!【4012日目】