書評ブログ

『ゆるいつながり 協調性ではなく、共感性でつながる時代』

SNSに象徴される「ゆるいつながり」の時代に中で、どうやって関係性を深めて、よい仲間をつくっていくか、について伝えてくれる本があります。

 

 

本日紹介するのは、ハワイ、東京を拠点に、日米のベンチャー企業への投資育成事業を行いながら、世界の国々を旅するなど、仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送る本田直之さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

本田直之『ゆるいつながり 協調性ではなく、共感性でつながる時代』(朝日新書)

 

 

この本は、2007年12月に『レバレッジ人脈術』(ダイヤモンド社)を書いた著者が、「人脈」という言葉にある種の「ズレ」を感じて、キーワードとして「ゆるいつながり」をベースにして、SNS時代の人間関係のあり方について記した書です。

 

 

 

 

本書は以下の6部構成から成っています。

 

 

1.強制的なつながりに疲れてきた日本人

 

2.「ゆるいつながり」の登場

 

3.つながりに必要なのは、協調性より共感性

 

4.SNSで疲れる人、世界を広げる人

 

5.「ゆるさ」こそ多様性の源

 

6.AI時代・人生100年時代を生き抜くつながりの法則

 

 

 

この本の冒頭で著者は、「昭和的強制のつながり」の中で生きてきた人は、強制ベースの人づき合いをネット上に求めがちだ、と指摘しています。

 

 

例えば、フェイスブックの友達リクエストや、一方的にメッセージを送るなどの行為です。

 

 

本書によれば、ネットで人と「つながる」ということは、多様な考え方を持つ人と接するということだ、と著者は言います。

 

 

 

また著者の本田さんは、つながりの基本は「想像力」と述べていて、「ゆるいつながり」の中で豊かな人間関係を築くためには、まず「自分の価値を高めること」が大切だ、ということです。

 

 

 

次にこの本では、「つながり」の5つの型を以下の通り、説明しています。

 

 

1.ハブ型

 

2.能力提供参加型

 

3.フェイスブック型

 

4.共感型

 

5.プロジェクトチーム型

 

 

 

そして、「ゆるいつながり」に必要なこととして、次のようなことを挙げています。

 

 

◆ 相手への想像力

 

◆ 共感を呼ぶセンス・オリジナリティ

 

◆ 価値の提供・貢献

 

◆ 多様性

 

◆ ヨコの人間関係

 

◆ 共通言語・体験

 

◆ テクノロジーの知識

 

 

 

これからはとくに、変化イノベーションが起こるテクノロジーの知識は必須になるでしょう。

 

 

また、これからのコミュニティネットワークは、多様性が不可欠だ、と本書では提唱しています。

 

 

そして、グループづくりには目的が大切で、明快なテーマ(=共通言語)のもとに多様な人たちが集まる、という形が理想なのです。

 

 

この本の最後には、AI時代や人生100年時代に、オリジナリティを持つ個人であること、および仕事と遊びの垣根をなくすことが「ゆるいつながり」を活かして時代を生き抜くことになる、と記されています。

 

 

 

あなたも本書を読んで、「ゆるいつながり」のメリットを活用して、個の力を磨いてみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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