書評ブログ

『[2023~2024年版] 30年後に絶対後悔しない中古マンションの選び方』

「新築マンションよりも予算的に有利な中古マンションでは、購入時に好きな間取りや設備・仕様にリフォームする方も増えています。リフォームによって新築と同等のマンションに生まれ変わるというのも、中古マンマンションを検討するうえでは外せない視点といえます。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、横浜国立大学卒業後、神奈川県住宅供給公社に勤務、その後不動産仲介会社を経て独立し、現在は不動産サポートオフィス代表コンサルタント、2級FP技能士、AFP、公認不動産コンサルティングマスター、宅地建物取引士秋津智幸さんが書いた、こちらの書籍です。

 

秋津智幸『[2023~2024年版] 30年後に絶対後悔しない中古マンションの選び方』(河出書房新社)

 

この本は、中古マンションの購入にあたって、ぜひ「知っておきたいこと」を中心に、「どういった点を確認すべきか」を詳しく説明して、中古マンションを検討している方の「不安」や「わからない」点の解消に役立ててもらうために書かれた本です。

 

本書は以下の6部構成から成っています。

1.中古マンションなら少ない資金でも夢がかなう!

2.買い方の基本をおさえよう!

3.間違いのない中古マンションの判別法!

4.中古マンションのリフォームはここまでできる!

5.失敗しない住宅ローンの選び方

6.これで安心! 売買契約のチェックポイント

 

この本の冒頭で著者は、「一般的な中古マンションでは、公開されている情報に偏りがあるうえ、専門用語も多く、購入にあたって判断が難しいというのが現実です。」と述べています。

 

本書の前半では、「中古マンションなら少ない資金でも夢がかなう!」および「買い方の基本をおさえよう!」について以下のポイントを説明しています。

◆ 築年に幅があるから予算に応じた物件を探しやすい

◆ 賃貸で暮らすより、老後の安心度が高い

◆ 住みたい場所で物件を探しやすい

◆「安心R住宅」の認定を受けている中古マンションなら安心

 

◆ 中古マンションの購入に必要な資金は1割の諸経費も見込む

◆ チェックポイント:①安全性、②耐久性、③居住性、④可変性、⑤管理、⑥将来性

◆ インターネット環境の確認

◆ 管理組合と管理規約の役割を理解する

 

この本の中盤では、「間違いのない中古マンションの判別法!および「中古マンションのリフォームはここまでできる!」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

◆ 新耐震基準をクリアしていること(1983年以降の物件)

◆ 遮音性は「床のつくり」、ポイントはコンクリートの厚み

◆「マンションは管理を買え」は金言

◆ 将来の大規模修繕に向けた計画や予算をチェック

 

◆ 購入と同時リフォーム

◆ 間取り変更はリフォームの華

◆ 玄関、廊下、バス、トイレのバリアフリー

◆ 防犯リフォームは玄関ドアとベランダ窓を中心に

 

本書の後半では、「失敗しない住宅ローンの選び方および「これで安心! 売買契約のチェックポイント」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。

◆ ローン審査のポイント:①担保評価、②返済負担率、③仕事の安全性、④ほかの借入、⑤年齢・健康

◆ 住宅ローン減税もあり(10年間の所得税控除)

◆ 安心度の高い「元利均等返済」

◆ 長期で借りて、余裕があれば繰り上げ返済

◆ 重要事項説明書:事前にコピーをもらって読み込む、②納得できるまで質問する

 

あなたも本書を読んで、中古マンションを選んでみませんか。

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3593日目】