「9つの仕事をしていると言うと『私には無理!』と思い込む人が多いのですが、要領がいい仕組みづくりをすることで可能になります。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1968年北海道生まれで、建設会社総務経理担当役員、税理士、明治大学客員研究員、ビジネス書著者、人材開発支援会社役員COO、一般社団法人国際キャリア教育協会理事、時間管理コンサルタント、セミナー講師、オンラインサロン石川塾(受講者数250名)と9つの肩書で複数の仕事をこなすスーパーサラリーマンの石川和男さんが書いた、こちらの書籍です。
石川和男『要領がいい人が見えないところでやっていること』(明日香出版社)
この本は、著者が見聞きして実際に取り入れ、実践してきた要領がいい習慣の集大成の書です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.要領がいい人の爆速行動力
2.要領がいい人の限られた時間の使い方
3.要領は「やめる・捨てる・あきらめる」で一気によくなる
4.要領がいい人なら誰でもやっている円滑コミュニケーション
5.要領をよくするための環境整備
6.問題解決能力を磨けば、要領はよくなる
7.要領磨きの前に自己管理
本書の前半では、「要領がいい人の爆速行動力」および「要領がいい人の限られた時間の使い方」について以下のポイントを説明しています。
◆ 必要なスキルをいち早く身につける
◆ できるだけルーティンワーク化して決断回数を減らす
◆ 終わりの期限だけでなく、始める期限も決める
◆「14分間集中して、1分間休憩をとる」のが最適なサイクル
◆ 成功者は朝時間のスタートダッシュ
◆ 寝る時間を死守して朝型にする
◆ 自分の気持ちを整え、リズムよく仕事をする
◆「緊急ではないけど重要なこと」を毎日やり続ける時間を決める
この本の中盤では、「要領はやめる・捨てる・あきらめるで一気によくなる」「要領がいい人なら誰でもやっている円滑コミュニケーション」および「要領をよくするための環境整備」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 完璧よりもまず仕事を終わらせる
◆ 苦手なことに執着している時間はない、得意なことに注力する
◆ 仕事の3つの役割:①お金を出す、②アイデアを出す、③手を動かして働く
◆「やらない」という選択で、重要なことに集中する
◆ 共通点を活用したコミュニケーションで距離を縮める
◆「結論から話す」を意識する
◆ 収納場所を決めて、探す時間をゼロにする
◆ スケジュール帳に仕事よりも先にプライベートな予定を入れる
本書の後半では、「問題解決能力を磨けば、要領はよくなる」および「要領磨きの前に自己管理」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 紙に書き出して問題を明確化する
◆ 一つの仕事をほかで活用できないかと考える
◆ 全力20%、抜きどころ80%を把握して、全力より効率
◆「忙しい人」は、効率的で問題解決力やモチベーションが高いから仕事を依頼される
◆「今この瞬間」に集中するマインドフルネスで心を整える習慣を
◆ 睡眠不足の人は、自分のミスに気づかない
◆ 運動が脳を活性化させる
◆ 本当の自己成長とは、「昨日の自分」と比べること
この本の締めくくりとして著者は、「要領がいい人に共通している習慣に『勉強』があります。」「勉強することこそが要領のいい人の核心なのです。勉強を通じて得られる知識は、人生のあらゆる場面で『知識の貯金』として機能します。」と述べています。
あなたも本書を読んで、要領がいい人がやっていることを学び、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3561日目】