書評ブログ

『マッキンゼーで叩きこまれた「問い」の力』

「仕事でも人生でも、今の状況を変えたいときは、『問い』を使うことによって、状況を変えることができます。」と述べている本があります。

 

 

本日紹介するのは、米国デューク大学MBA取得、シカゴ大学大学院修了、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ワトソンワイアットなどの外資系コンサルティング会社を経て独立、現在はエグゼクティブコーチ、作家、TM瞑想教師、センジュデザインワークス代表取締役大嶋祥誉さんが書いた、こちらの書籍です。

 

大嶋祥誉『マッキンゼーで叩きこまれた「問い」の力』(知的生きかた文庫)

 

 

この本は、「問い」はとてもパワフルなツールであり、自分の思考や行動をクリアにして、新しいアイデアを生み出したり、私たちの人生とビジネスの質を劇的に上げる力を持っていることを説明してくれる書です。

 

 

本書は以下の5部構成から成っています。

 

1.なぜ、優れたコンサルタントは「問い」を大切にするのか?

2.良い「問い」とは何か?

3.仕事の悩みは「問い」で解決する

4.他人と自分を動かす「問い」の伝え方

5.「問い」の力で人生の質を高めよう

 

 

この本の冒頭で著者は、「何かを問いかければ、自動的に脳は動き始めるのです。『問い』スイッチをオンにしてあげるだけで、脳は複雑な処理を自動的に行って、私たちが腹落ちするような答えを出してくれる。つまり、問いによって、仕事にも人生にも大きな差が出る、ということです。」と述べています。

 

 

本書の前半では、「なぜ、優れたコンサルタントは問いを大切にするのか?」について、著者の見解を説明しています。主なポイントは次の通り。

 

◆ 質のいい質問をすることで仕事や人生に差がつく

◆ 問いの力で、①情報がひとまとめになり、②確信がつかめ時短につながる

◆ 問いの力で、③異なる物事がつながり発想が広がる、④思考に突破口が開かれ、状況が変わる

◆ 問いの力で、⑤感情に流されず人間関係がうまくいく、⑥行動の優先順位がわかり自分が変わる

 

 

この本の中盤では、「良い問いとは何か?」および仕事の悩みは問いで解決する」について、以下のポイントを解説しています。

 

◆ 良い「問い」とは、根本を問う「問い」

◆ 良い「問い」とは、未来志向の「問い」

◆ 良い「問い」とは、枠を外し可能性を広げる「問い」

◆ 良い「問い」とは、インスパイアする「問い」

 

◆ 問いの3ステップは、①「問い」で本質をつかむ、②仮説を問いのかたちで立てる、③仮説を検証する

◆ 脳を拡散・収束させる問いは、①5W1Hで状況を確認する、仮説を立てる

◆ 脳を拡散・収束させる問いは、②根本に近づく問い、③深堀をする問い

◆ 脳を拡散・収束させる問いは、④Pain or Gain、⑤フレームワーク思考

 

 

本書の後半では、「他人と自分を動かす問いの伝え方」および問いの力で人生の質を高めよう」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。

 

◆ 人に動いてもらう「問い」とは、①「価値」のギャップをつかむ

◆ 人に動いてもらう「問い」とは、②ジャッジしない

◆ 人に動いてもらう「問い」とは、③可能性を広げる

◆ 問いで「新しい思考」に出会える

 

◆ 五感で感じる「おや?」を大事に問いを立てる

◆ 自分の軸を持つための問い

◆ 振り返りの問いをする、自分を取り戻す

◆ 不安から物事を始めない

 

 

この本の巻末には「付録」として、「ケース別質問リスト」が掲載されていて参考になります。基本の問いのほか、問題解決、発想を生み出す、コミュニケーションを円滑にする、仕事の質を上げる、ムダをなくして時短を生み出す、人を動かす、相手の発想を変える、チーム力を上げる、人生の質を上げる、悩みをなくしてすっきりする、というケースです。

 

 

本書の締めくくりとして著者は、「世の中はすべて問いでできている。」と述べ、私たちの未来を切り開いてきた問いに共通するものは、「本質に迫る」問いだと指摘しています。

 

 

あなたもこの本を読んで、「問いの力」を学び、人生の質を高めてみませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【2801日目】