書評ブログ

『父さんが教える株とお金の教養。』

「私が経験を通じて学んだことを中高生のうちから理解し、実践できればこの先豊かな生活を送ることができる可能性が高まるはずです。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、山崎将志さんが書いた、こちらの書籍です。

 

山崎将志『父さんが教える株とお金の教養。』(日経ビジネス人文庫)

 

この本は、著者の企業経営と金融商品売買の経験、および経済学士としての知識に基づいて書かれた「株式投資が普通の人がお金持ちになれる唯一の方法」であることを子どもたちに講義したものをまとめた書です。

 

本書は以下の7部構成から成っています。

1.投資をすればお金が増える? 

2.どんな会社に投資するといい?

3.「株価情報をちゃんと読める人」になる

4.「伸びしろのある会社」を見きわめる

5.株式投資のための教養

6.父さんのしくじり―後悔と反省

7.いざ、実践。

 

この本の冒頭で著者は、経済成長率が低いままでは、「自分たちが親世代よりも豊かになれる可能性は低い」という子どもたちの常識を説明しています。

 

本書の前半では、「投資をすればお金が増える?ついて以下のポイントを説明しています。

◆ 日本人の半分は株式投資をしていない

◆ 日経平均は70年で190倍、アメリカNYダウは120年で600倍になっている

◆ 株価は企業が生み出す利益と、その将来の伸びによって決まる

◆ 投資家の活動は、利益が成長しそうな会社を見つけること

 

この本の中盤では、「どんな会社に投資するといい?」「株価情報をちゃんと読める人になる」および「伸びしろのある会社を見きわめる」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

◆ 会社の大きさは、株式の時価総額で測る

◆ GAFAMの時価総額は東証プライムの時価総額を超える大きさ

◆ GAFAMの時価総額が高い理由:損益分岐点が低く、利益率の高い商品を世界中に販売

◆ 変動幅の大きな株はリスクの大きい銘柄でもある

◆ 株価に影響を与えるのは将来予測のみ、過去の上昇実績で買ってはいけない

 

◆ ケチでなければ、投資では勝てない

◆ PERは対象銘柄と市場全体の強気/弱気度合いを測る指標

◆ アマゾン、マイクロソフト、エヌビディア、ショッピングファイの株を保有

◆ アメリカ経済は中長期的に伸びるので、S&P500を保有し続ける

 

本書の後半では、「株式投資のための教養」「父さんのしくじり―後悔と反省」および「いざ、実践。」ついて説明しています。主なポイントは以下の通りです。

◆ お金を増やすうえで複利効果は絶大

◆ 株式投資初心者は、最初は必ずお金を減らす

◆ 株式会社は世界最大の発明の1つ

◆ 経済の原動力は企業が生み出す利益

 

◆「卵を1つの籠に盛るな」= 分散投資をすべき

◆ 個別企業のリスクは20銘柄でほぼゼロになる

◆ 悲観的な視点を持つと株式投資ではチャンスを逃す

◆ 初心者はインデックス投信をドルコスト平均法で買うことを強く勧める

◆ 株式投資とは人類の可能性に賭けること

 

この本の締めくくりとして著者は、「Fortune favors the bold.(幸運は勇者に味方する。)」と述べています。

 

あなたも本書を読んで、株とお金の教養を学び、株式投資に挑戦してみませんか。

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3491日目】