書評ブログ

『脱 定年時代の歩き方 : 仕事 お金 生活 40歳、50歳からの備えで安心!』

「混沌とした今の日本の状況では、安定を求めれば求めるほどリスクが高くなります。」「本書を通じて、まず提案したいのは、『はみ出す勇気』を持つことです。」と述べている本があります。

 

本日紹介したいのは、1972年生まれ、中央大学経済学部卒、オランダ、スペイン、北海道ニセコなどを転々とし、様々な地域で暮らすことで、老後の生活スタイルについて各地で経験を積み、株式会社ABCマート、ニセコで飲食店経営、不動産会社の株式会社日本財託を経て、現在は老後問題解決コンサルタント・認知症とお金の問題の専門家として活動している横手彰太さんが書いた、こちらの書籍です。

 

横手彰太『脱 定年時代の歩き方 : 仕事 お金 生活 40歳、50歳からの備えで安心!』(Gakken)

 

この本は、人生の分岐点で迷ったときに役立つ情報をできるだけたくさん掲載し、「正解は〇〇」と断言できないときは、決断の材料になる考え方や新たな提案を盛り込んでいる書です。

 

 

本書は以下の5部構成から成っています。

 

1.脱・定年時代を生き抜くための7つのヒント

2.40代は再スタートに向けて自分に投資する時期

3.50代はセカンドライフをスタートさせる時期

4.60代はトラブルを回避して自分らしく生きる

5.70代以降は自分の人生を楽しむために生きる

 

この本の冒頭で著者は、「老後の不安はだれにでもあります。」「いますぐ準備を始めることが大切です。そして、自分だけの地図を手に入れてください。」と述べています。

 

 

本書の前半では、「脱・定年時代を生き抜くための7つのヒントついて、以下のポイントを説明しています。

 

◆ 50歳からの20年間で人生が決まる

◆「はみ出す力」を自分の武器にする

◆ 自分で決める人になることで「脱・定年」を実現する

◆ 給料をもらう主体を変えるスモールビジネス

◆ 自分がコントロールできないことで悩まない

◆「お金を増やすこと」を人生の目的にしない

◆「縦の関係」から新たな「横の関係」を目指す

 

 

この本の中盤では、「40代は再スタートに向けて自分に投資する時期および「50代はセカンドライフをスタートさせる時期」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

 

◆ 心のよりどころになる本を見つける

◆ 自分の武器を見つけ、スモールビジネスの種まきをする

◆ 自分に投資することを優先する

◆ 生活習慣を見直し、将来使えるお金を増やす

◆ 読書とアウトプット力強化で、脳を鍛えて考える力をつける

 

◆ 50代の10年間で70歳以降の働き方が決まる

◆ 現在の会社に籍を置きながらロングスパンで転職先企業を探す

◆ スタートアップへの転職で、勝手に自分の戦闘力が上がっていく

◆「リタイアのタイミングは自分で決める」と言い切れる人になる

 

◆50代から始めて自己完結するスモールビジネスを

◆ 認知症とお金の問題は切り離せない

◆「家族信託」で親子の安心を手に入れる

◆ 具体と抽象の思考を手に入れる

 

 

本書の後半では、「60代はトラブルを回避して自分らしく生きるおよび「70代以降は自分の人生を楽しむために生きる」について考察しています。主なポイントは以下の通り。

 

◆「リタイアせずに移住する」という選択

◆ 自分のリタイア後の生活言語化して解像度を上げておく

◆ 65歳までに財産を「見える化」する

◆ 年金の繰り下げ受給、オススメは「68歳」

 

◆ 70歳以降は、「喜びを共有すること」を目指す

◆ 自分自身の価値をリニューアルする

◆ 子どもは「同居はしないが近所に住む」が正解

◆ 生活設計を練り直し、「やりたいこと」を自由にデザインする

 

この本の締めくくりとして著者は、「最後に20年後の自分を予測して綴ってみた。ただの妄想ととらえるのか、言語化して実現するかどうかは自分次第。いつも主役は自分である。」と述べています。

 

 

あなたも本書を読んで、「脱・定年時代の歩き方」を学び、仕事・お金・生活・健康などの備えを行い、あなたの人生のロードマップを作ってみませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3371日目】