書評ブログ

『ソファは部屋の真ん中にー買わない・捨てないで部屋は心地よくなる』

「私たちは家具の配置で、行動が変わり、行動が変わることで、気持ちが変わり、気持ちが変わることで未来を変えています。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、早稲田大学卒業後、旅行会社に就職するも半年で退職、うつ病を発症するが、あるとき素敵な店舗ディスプレイに心を奪われ、自分の部屋を変えたことで運命が変わり始めて、全国の結婚式場、ホテル、店舗、サロンのコーディネートでインテリア歴20年、従来のインテリアコーディネートの常識を覆しているインテリアコンサルタント・講師、ドラマ・映画のインテリア研究家である内藤怜(レイチェル)さんが書いた、こちらの書籍です。

 

内藤怜『ソファは部屋の真ん中にー買わない・捨てないで部屋は心地よくなる』(自由国民社)

 

この本は、結婚式場やホテルのコーディネートで培った空間心理と、既存のご家庭をお手伝いする中で見えてきた行動心理学を掛け合わせることで生み出した、これまでにない超実践的なインテリアメソッドを紹介・解説している書です。

 

本書は以下の5部構成から成っています。

1.物とお別れ・片付けをしたのに、なぜ心地よくないのか

2.家具と小物の配置を見直そう

3.買わない・捨てないで実現! 笑顔になるお部屋の実例

4.実践! 笑顔になるお部屋の作り方 今あるものであなた史上最高の空間に

5.お部屋の主役はあなた

 

この本の冒頭で著者は、「本書を読めば、あなたもこれまで見たことのない、ワクワクする空間を自分自身の手で手に入れることができる。」と述べています。

 

本書の前半では、「物とお別れ・片付けをしたのに、なぜ心地よくないのかおよび「家具と小物の配置を見直そう」ついて、以下のポイントを説明しています。

◆「家具を端に置けば部屋が広くなる」という間違った認識

◆ 食べるスペースと学ぶスペースを切り分ける

◆ 家族の居場所をつくる

◆ 自分が心地よくいられる空間をつくる

 

◆ 部屋に笑顔になる仕掛けをつくる

◆ 当たり前のように顔を合わせる家具の配置と動線を

◆ 壁の色を無彩色系やグレイッシュトーンにする

◆ インテリアにセンスはいらない

 

この本の中盤では、「買わない・捨てないで実現! 笑顔になるお部屋の実例」および「実践! 笑顔になるお部屋の作り方 今あるものであなた史上最高の空間に」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

◆ 家具を部屋の真ん中に置く(自分の場所が家のセンターに)

◆ テイストよりも各空間を心地よく機能させる家具の配置

◆ 一番大事なフォーカルポイントと死角

◆ フォーカルポイントに住み手のための家具、死角に物のための家具を

◆ 寝具をコーディネートする(揃える)こと

 

◆ 兼用はお勧めしない

◆ 小物6つのポイント:①テーマを決める、②リピートする、③三角形の法則

◆ ④余白を意識する、⑤ラインを意識する、⑥背景を整える

◆ 鏡を使う

◆ 色やデザインを繋ぐ

 

本書の後半では、「お部屋の主役はあなたについて考察しています。主なポイントは以下の通り。

◆ 自分の気持ちをもっと大切にしたい

◆ 自分が自分を大切にする空間

◆ 未来の自分が在りたい家を作り込んでいく

◆ 自分の心と空間をチューニングする

◆ 家は繋がるものであり、育てるもの

 

この本の締めくくりとして著者は、「誰でもいつだって、自分の人生の主役になることができます。」と述べています。

 

あなたも本書を読んで、空間が変われば心は案外ころっと変わることを理解し、自分の人生の主役になる暮らしを送っていきませんか。

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3347日目】