書評ブログ

『新NISAを最大限使いこなすにはどうすればいいですか?』

投資信託の「中の人」が書いた、「新NISAで、お金を上手に増やすにはどうすればいいの?」という問いに答えてくれる本があります。

 

本日紹介するのは、1986年大和証券に入社し、1999年にモーニングスターの創業期に参画し、ファンドアナリストの先駆けとなって、2006年に興銀第一ライフ・アセットマネジメント(現アセトマネジメントOne)に入社し投資信託の商品開発に従事、現在はアセトマネジメントOne 未来をはぐくむ研究所 主任研究員花村泰廣さんが書いた、こちらの書籍です。

 

花村泰廣『新NISAを最大限使いこなすにはどうすればいいですか? 目的別・年代別のシミュレーションで徹底解説』(日本実業出版社)

 

この本は、新NISAを活用した資産形成について解説した本です。

 

本書は以下の5部構成から成っています。

1.新NISAについて知ろう

2.新NISAで変わる投資の新常識

3.ケース別 資産形成リアルシミュレーション 20~40代編

4.ケース別 資産形成リアルシミュレーション 20~40代編

5.「中の人」が教える投資信託の選び方

 

この本の冒頭で著者は、「年齢や家族構成によって変わる投資への期待と目的を考慮し、さまざまな投資プランを紹介することに特化している」「資産を増やすだけでなく、使う部分について踏み込んでいる」という本書の特徴を記しています。

 

本書の前半では、「新NISAについて知ろうおよび「新NISAで変わる投資の新常識」ついて、以下のポイントを説明しています。

◆ 非課税投資期間が一生涯になる

◆ 非課税投資枠が復活する

◆毎年非課税投資枠を使わなくても減らない

◆ 非課税投資枠は、ひとり1,800万円

◆ つみたて投資枠は低コストのインデクスファンドが中心

 

◆ 貯蓄ファーストから投資ファーストへ

◆ 今後の投資は売却するスキルが必要

◆ 新NISAを始めるときは、ライフプランを立てる

◆ 資産を減らさないための運用を積極的に検討していく

 

この本の中盤では、「ケース別 資産形成リアルシミュレーション 20~40代編および「ケース別 資産形成リアルシミュレーション 20~40代編」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

◆ 1日でも早く積立投資の開始を

◆ ライフイベントを乗り越えながら老後資金をつくる

◆ iDeCo も積極的に活用

◆ 年間投資枠を最速で使い切り、ひたすら運用を

◆ できるだけ長く投資するプランを

 

◆ 取り崩しも考えながら一生持たせる資産に

◆ 60歳以降も運用は続ける

◆ 最後の貯め時を活用する

◆ 70歳になるまで積み立てを続ける

 

本書の後半では、「中の人が教える投資信託の選び方について考察しています。主なポイントは以下の通り。

◆ 投資信託のカテゴリーは、①株式、②債券、③REAT、④バランスの4つ

◆ インデックスファンドとアクティブファンドの2種類

◆ 投資信託にかかる手数料が重要

◆ 新NISAの活用による資産形成は投資信託がオススメ

◆ 良質なインデックスファンドを見極める

 

この本の締めくくりとして著者は、「2020年のコロナ禍や2022年のウクライナ情勢の影響を受けた原材料高、円安などにより、足元ではインフレが加速して家計を圧迫するようになっています。」と述べています。

 

そして、「今後は生活防衛のための自助努力が必須となってきています。」と続けています。

 

あなたも本書を読んで、「新NISAを最大限使いこなすにはどうすればいいか」を学び、自ら考えて生活防衛をしていきませんか。

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3307日目】